ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

数ある不動産投資本、失敗しない読み方を聞く

DATE: BY:
  • ガジェット通信を≫

 「儲け話にはウラがある」というのは、全てのことに言えること。どんなものにもリスクはあります。
 それは不動産投資もそう。一歩間違えれば致命的な傷を負ってしまうワナもあるのです。
 そんなリスクを教えてくれるのが『知らないと取り返しがつかない 不動産投資で陥る55のワナ』(総合法令出版/刊)です。著者で不動産投資コンサルタントの小林大貴さんは、住友不動産の総合職出身で自身も不動産投資家として複数棟の投資物件を運営しています。
 本書の肝は、セミナー講師や不動産投資本の著者などがなかなか教えてくれないリスクの部分まで踏み込んで書かれていること。
 今回はこの“衝撃作”を執筆した小林さんにお話をうかがい、不動産投資業界の闇や情報の選択の仕方について聞きました。その後編です。
(新刊JP編集部)

■不動産投資ビジネスで成功する人に共通する点は?

――不動産投資に関する一般読者向けの書籍は数多く出ていますが、「儲かります」というメッセージ色が強いように思います。儲けるためにやるものですから、そうなるのは仕方のないことなのかもしれませんが、小林さんはどのようにお考えですか?

小林:確かに正面から住宅ローンも組めないような方が投資用物件を購入・運営して成功したというケースはありますが、本当にリスクが高く、FXでいうなら元手1万円で資産を●億円にしましたという事例と同じくらいレアです。
不動産投資はどういう性格のビジネスで、どのくらいの利率なのかということを説明している本もたくさんありますから、まずはそういった本を参考にしてほしいです。

――書店に行くとたくさんの不動産投資に関する本が並べられていますが、選ぶ際にはどのようなキーワードに注目すべきでしょうか。

小林:自分に合った本を選ぶと良いと思います。例えば自分が派遣社員で年収300万円しかないのであれば、そういった立場の人が書いている本を選ぶとか。ただ、先ほども申し上げた通り、元手1万円で資産●億円というような話は、一つの物語として読むことをお勧めします。それが普通だと思ってはいけません。
また、不動産業者の方が書いている本はあまり間違えたこと言っていないはずです。「宅地建物取引業」の看板がある以上、変なことを書けないんです。ただ、何にせよすべての事例は信じないようにすることが大事ですね。裏に自社の営業トークが隠れていますので。

――「自分もこれで儲けられる」という気持ちを煽るような本がたくさんありますからね。

小林:確かにそうなんですよね。特に業者の方がブランディングのために書いている本や、大家さんがとんでもなく成功した体験本には、その業者の広告に重きを置いたり、セミナーに誘導する目的で書かれたものがあります。なので、とにかくどんな情報も疑ってみることが大事だと思います。

――不動産投資ビジネスで成功する人に共通している点はなんですか?

小林:これも難しいですね。ただ、成功する方は我慢できる方が多いです。物件の値段が高いときは絶対に買わないとか、自分の基準を決めて守ることができるとか。頑固と言えますが、「その基準を満たさないとやらない」と決めると失敗しにくくなります。「とりあえず、すぐに儲けたい!」という人は失敗しやすいですね。
不動産投資は失敗した時には、真綿で首を絞められるようなビジネスなんです。FXや株のように一気に破産になるものではなく、じわじわとマイナスになって返済が滞ることが多いので、自分がマイナスに向かっていることが分かっていなくて、ダメになってきてから「なんとかしたい」とおっしゃってくる方もいますね。そういう方は、損切の売却をして自己破産をする以外に、どうにもならない場合もあるのですが…。

――では、本書をどのような方に読んでほしいと思いますか?

小林:一番はこれから投資を始めようと考えている人ですね。次に、すでに投資を始めているけれど、上手くいっていない人、結果が出てない人もぜひ読んでほしいです。何棟も物件を買っていて目標に向けて邁進している方は、こういう失敗事例があるんだなというくらいで楽しんでほしいなと(笑)

――ありがとうございました。

(了)


(新刊JP)記事関連リンク
リスクを伝えないことも…? 不動産投資で陥るワナを激白(インタビュー前編)
不動産投資初心者は知っておくべき“甘いワナ”の存在
昇給ゼロでもお金を増やせる人の3つの特徴

カテゴリー : エンタメ タグ :
新刊JPの記事一覧をみる ▶

記者:

ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP