トビー・マグワイアと「ラスト サムライ」の監督が贈る、歴史を動かしたチェス頂上決戦の真実 『完全なるチェックメイト』

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伝説の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが挑む<世紀のチェスマッチ>の真相にせまる映画「PAWN SACRIFICE」(邦題『完全なるチェックメイト』)が、12月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開。

本作は、米ソ冷戦時代、実在の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが、チェス最強国ロシアの絶対王者ボリス・スパスキーに挑んだ、国家の威信をかけた世紀の一局を描いた物語。主演のトビー・マグワイアは、絶対的な才能を持ちながらも、時に理解され難い奇行を繰り返し変人と言われた主人公ボビー・フィッシャーを怪演、本作では製作も務めている。
監督は『ラスト サムライ』や『ブラッド・ダイヤモンド』で知られる名匠エドワード・ズウィック。

アメリカ合衆国とソビエト連邦が、世界を東西二つに分けていた冷戦時代。
14歳で全米チャンピオンになった若き天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー。
自分の主張が通らないと大事なゲームすら放棄するほどの自信家で、行動は制御不能。

1972年にアイスランドのレイキャビクで開催されたチェスの世界王者決定戦は、両国の威信をかけた‘知’の代理戦争として世界中の注目を集めていた。
ボビー・フィッシャーの相手は、最強の王者、ソ連のボリス・スパスキー。
対局一局目、スパスキーに完敗するフィッシャー。残り二十三局、絶対不利と見られたフィッシャーは極限状態の中、常軌を逸した戦略をうちたてる―。二大国家の大統領もフィクサーとして影で動いたと言われる、歴史を揺るがす世紀の一戦で生まれた、今尚語り継がれる<神の一手>の真実が明かされる─!

その重厚かつスリリングな予告編が完成した。

<将棋棋士 羽生善治コメント>

この作品は彼の世界チャンピオンに至るまでの苦悩と葛藤が克明に描かれている。当時の時代背景は、冷戦の真っ最中、軍拡のみならず宇宙開発でも米ソが鎬を削っていたが、チェスの世界ではソ連が圧倒的な存在感を誇っていた。多数の才能溢れる人材だけではなく、国家が十二分にサポートをして他に付け入る隙を見せなかった。
そんな時に彗星のごとく現れたのがボビー・フィッシャーだった。
この作品は極限の淵を歩く、男達の苦悩と葛藤を描いた物語である。

 

■監督:
エドワード・ズウィック 『ラストサムライ』、『ブラッド・ダイヤモンド』

■出演:
トビー・マグワイア 『スパイダーマン』シリーズ
ピーター・サースガード『フライトプラン』
リーヴ・シュレイバー『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

原題:PAWN SACRIFICE/2015/アメリカ/115分/字幕翻訳:松浦美奈
配給:ギャガ
(C)2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. Photo Credit: Tony Rivetti Jr.

12月25日(金) TOHOシネマズ シャンテ他  全国順次ロードショー

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■ボビー・フィッシャー/Bobby Fischer(1943年3月9日 – 2008年1月17日)

アメリカ、シカゴ生まれ。チェスの世界チャンピオンになるも、あえてタイトルを放棄したり、事実上の国家反逆罪で国を負われ、長年にわたり世界を放浪するなど、その謎めいた行動で数奇な人生を送った人物としても有名。2000年代初頭には日本の蒲田でも生活していた。晩年はスパスキーとの世界戦をおこなったレイキャビクで余生を送る。2008年、奇しくもチェス盤の目の数と同じ64歳で死去。

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