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シンプルだけれど重要な「リーダーの原理原則」

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 先日、学生時代の友人と会食する機会があったのだが、仕事の話になったとたんに表情がくもり、部下との接し方に困っていると相談された。
 
 この友人は30代前半。会社にいれば部下ができたりチームを任されたりと「リーダー」としての仕事が増えてくる年齢だ。こういった悩みは、もしかすると同年代の人の多くが大なり小なり抱えているものかもしれない。

 よく言われることだが「リーダーの資質」「リーダーに必要なこと」はその時々で変わってゆく。『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(守屋智敬/著、かんき出版/刊)を読むと、今求められるリーダーというのは、説得ではなく共感を、支配ではなく信頼を重視し、部下の感情に寄り添う「共感型リーダー」であることがわかる。

■少数派の意見に光を当てる
 チームで仕事をする時に怖いのは、メンバー全員が「集団思考」に陥ってしまうことだ。これはリーダーの影響力が強いチームにありがちで、メンバーがリーダーと同じようにものを考えるようになることを指す。
 こうなってしまうと、たとえ不合理な決定であっても誰も疑問に思わず、その決定がまかり通ってしまうことになる。だからこそ、リーダーは大勢とは異質な「少数意見」に耳を傾けるべきだ。それは、まちがった方向に進みつつあるチームを軌道修正してくれるものかもしれないのだから。

■「教える」のではなく「引き出す」
 リーダーや上司の役割は、部下に仕事を「教える」ことだと思われがちだ。確かに入社1年目で何もわからない新人ならば、一つ一つ教えていかないといけない。
 しかし、2年目以降の部下に対しては、「教える」よりも「引き出す」ことがリーダーの役割になる。具体的には、部下に様々な仕事を経験させて、その経験から何を学んだかを自分自身で気付かせることだ。特に失敗をしたときにその失敗を振り返る時間を与えることで、その部下は多くの気付きを得ることができるはずだ。

■メンバーを信じて任せる
 部下が仕事を覚えて成長していくためには、ある程度仕事を任せないといけないことはリーダーもわかっているはずだが、  「そろそろこの仕事は任せてもいいだろうか?」と考えると「いや、まだダメだ。まだ任せられない」と、なかなかその決断を下せなかったりする。
 しかし、身も蓋もない言い方だが、結局は「任せるしかない」のだ。
部下はリーダーほど仕事はできないかもしれないが、だからといっていつまでも仕事を任せずにいては、リーダーが本来やるべきことができない。組織としてはそちらの方が問題なのだ。
 この他にも「自分の弱さを認める素直さ」や「“自分がしてほしいこと”を要求するよりも、“部下がされたくないこと”をしないこと」など、本書では今のリーダーが持っておくべき心構えやマインドの数々が紹介されている。

 この本で紹介されている「リーダーの仕事」の中には、かねてから必要だとされてきたこともあれば、これまであまり言われてこなかったこともあり、仕事の現場で求められるリーダーのあり方の本質にもどることがわかる。
 リーダーの立場についたばかりの人、これからリーダーになろうと思っている人、チームに一体感が感じられず悩んでいる人にとって、この本から得られるものは大きいはずだ。
(新刊JP編集部)


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