ファミコンにカセットテープレコーダが存在した

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現在のゲームソフトはDVDやBDなどの光メディアが主流ですが、ファミコンはカートリッジタイプでした。バッテリーバックアップ機能が登場してからはゲームデータの保存に困らなくなりましたが、それまではパスワードを記録してゲームデータを保存していました。

ですが、ファミコンでも大容量のデータ保存が可能だったのをご存知ですか? 別売りで購入した『ファミリーベーシック専用データレコーダ』を使用すれば、ゲームデータをカセットテープに記録したり、読み出したりできたのです。

『ファミリーベーシック専用データレコーダ』に使用されているカセットテープは普通の音楽用カセットテープで、そこにデータを記録するのです。もちろん、すべてのゲームに対応していたわけではありません。ファミコンソフト『ロードランナー』で自作したステージを保存したり、『エキサイトバイク』で使用できたようです。

『ロードランナー』のゲーム書籍にカセットテープが付属されているものがあったのですが、それを購入すればそのカセットテープに記録されている自作ステージを楽しむことができました。いまでいうところの、セーブデータ付きゲーム書籍ですね。

小学生だった記者はその自作ステージを遊ぶため、ものすごく『ファミリーベーシック専用データレコーダ』が欲しかったのですが、高額だったため購入できませんでした。

しかし、それから数年後になって「接続コードさえあれば普通のカセットレコーダでもデータを保存できる」という事実を知り、愕然としました……。この『ファミリーベーシック専用データレコーダ』ですが、あまり売れなかったようです。ファミコンにもいろいろと迷走した時期があったわけですね。

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