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共働き家庭で大学生が“子育てインターン”。どんな仕組み?

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大学生が、働く親たちの生活を体験する“ワーク&ライフ・インターンシップ”というプログラムがある。“子どもたちの笑顔と成長を本気で考える”というのがインターンに求められるそうなのだが、一体どんな仕組みなのか? 学生が子どもを預かるって大丈夫? 今回はこのインターンシップを行う、スリールの広報担当者に詳しい話を伺った。――ワーク&ライフ・インターンシップはどのような目的で始めたのでしょうか

大学生の中には、子どもを持ちながら働くことを、働く前から諦めている子が大勢います。
理由はさまざまですが大きく2つあり、1つは“子どもを人に預けて働くことがかわいそう”という罪悪感や固定観念を持っている場合。もう1つは、働きながら家事も育児も…なんて、スーパーウーマンではないから無理、と先の見えない不安から諦めている場合です。
この漠然としたネガティブイメージを払拭し、家事と育児の両立を体験する場としてこのプログラムを始めました

――具体的にはワーク&ライフ・インターンシップとはどのようなものでしょう?

一言でいえば、働きながら子育てをしているパパ・ママの生活を体験するというものです。
学生が2名体制で1カ月に6回、4カ月間、毎回同じ共働き家庭のお子さんを預かります。3時間ほど子どもたちと遊んだり、必要であれば家事をしたり、一緒に食事をしたりお風呂に入ったり。
事前に座学もあり、子どもの発達過程、小児救急や、コミュニケーションの取り方などを学びます。子どもは思わぬ行動もすることもありますが、擦り傷などなくしようのない小さなけがは除き、これまで大きな事故は一度もありません

――受け入れ家庭やインターンに参加された学生は、どんな風に感じているのでしょう?

これまでずっと実家暮らしの学生もいますので、受け入れ家庭からすると、一般常識が足りていないと感じることもあると思います。夜なのにカーテンを閉め忘れるだとか…。ですが、学生は子どもと一緒に体を使った遊びをしてくれたり、子どもたちは普段接点のない世代のお姉さんお兄さんと触れ合う機会になり、喜んでいただけています

――なるほど、学生ならではのメリット、デメリットがあるということですね。しかし他世代とのコミュニケーションを子どものうちに経験しておくことは貴重なことなのでしょうね

学生の側の苦労としては、子どもと本気で向き合うことの難しさをよく聞きます。子どもは初めはおとなしいですが、徐々に本性を現してきます。上辺だけの優しさを子どもは見抜きますから、わがままになったり、慣れてくれなくなってしまいます。真剣に向き合うことで、徐々に信頼関係を築けるようになるようですね

スリール曰く、インターンを経験した学生たちに対しては、“家庭と仕事を両立することが絶対”ではなく、子育てへの漠然とした不安を取り除き、リアルな育児や働くママの実態を知った上で人生の選択をして欲しいそうだ。

核家族化が進み、世代間の交流が減少している今こそ、お互いのできることや経験を共有し合うこのようなプログラムが重要になってきているのではないだろうか。●取材協力
スリール
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/10/20/98591/

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