最近よく聞く「腸内フローラ」って何のこと?
私たちの腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つが、バランスを保ちながら棲んでいます。ところで、最近「腸内フローラ」というキーワードをあちこちで耳にしませんか? 腸の中にフローラ? 一体どういう意味なのでしょうか。
腸の中で菌が花畑のようにひしめき合っている
私たちの腸の中には1000種類以上、約100兆個もの細菌が、ひしめき合って存在しています。とくに小腸から大腸にかけては、さまざまな色を持つ多種多様な菌がお花畑のように群生して見えることから、その生態系が「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。そして腸内フローラは、善玉菌が優勢である状態がベストだといわれています。
腸が健康なら幸せホルモンもアップ?
腸内を善玉菌が優勢な状態にキープすると、実は驚くほど多岐にわたるメリットが得られるのです。便秘解消はもちろん、それによって美肌・ダイエット効果、免疫力アップ、アレルギー改善などの効果がすでに実証されています。
さらに、最近の研究では「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの生産にも、腸内フローラが影響していることがわかってきました。セロトニンはその90%が腸内で作られています。そのため、腸内フローラが正常である状態では、セロトニンもしっかり作られるということ。腸と脳は、実はお互いに調整しあっている関係性にあるのです。
いい腸内フローラのためには何を食べればいい?
それでは善玉菌を増やして、美しい腸内フローラを保つためには何を食べればいいでしょう? 代表格として挙げられるのは、やはり乳酸菌です。乳酸菌飲料やヨーグルト、チーズなどはもちろん、発酵食品であるキムチや納豆、ぬか漬けなどは普段から積極的に食べましょう。また、善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖もマスト。食物繊維が豊富なリンゴやキウイ、オリゴ糖も多く含まれるバナナなど、フルーツ類もおすすめです。
大切なのは日々継続して食べること。自分の体の中にお花畑のような腸内フローラがあるのをイメージしながら、毎日続けていきましょう。
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