子ネコに恋してしまったゴリラが、もうメロメロ(動画あり)

カリフォルニア州「The Gorilla Foundation」で暮らす雌のローランドゴリラのココ。彼女の44回目の誕生日を記念して、飼育スタッフは子ネコをココにプレゼントすることにしました。
ゴリラが子猫2匹の
養母になった!

平均寿命が40歳〜50歳といわれるゴリラ。ココも妊娠、出産するには、現実的に難しい年齢です。そこで、飼育員たちは彼女に代わりの赤ちゃんを授けることに。生まれたばかりのネコの赤ちゃんです。飼育員たちは、どの子がいいか、ココに選ばせることにしました。
直ぐに彼女はグレーのネコを気に入りました。優しく手で持ち上げると、グレーの子猫を胸に抱いてうっとり。いっぽう、子ネコの方は観念しきった様子で、完全に固まってしまっています。


さて、段ボール箱の中でココに熱し線を送る、キジ柄のネコがいました。自分よりも何倍も体格の大きなココが気になって仕方ない様子。こうして、ゴリラ1匹と2匹の子ネコの生活が始まったのです。
庭に出て遊んだり、子ネコを頭の上に乗せたり、まるで心が通い合っているように、何をするにも3匹一緒。もちろん、ココがネコたちを傷つけてしまうような心配はありません。ココには、可愛い2匹がまだか弱くて、大切な存在だということが理解できるから。なぜかって?ココは、世界で初めて手話を使い、人間との会話に成功した、類まれな知能と人間と同じ感情を持っているから。
「赤ちゃん」「ネコ」
手話で気持ちを伝える

手話技術を身につけた最初のゴリラとして、世界に衝撃を与えたココ。すでに、「1,000を超える手話のサインと約2,000種類ほどの英単語を理解」でき、飼育スタッフとコミュニケーションをとり合えていると「The Telegraph」は伝えています。

じつは、彼女には以前とっても仲良しになった子ネコがいました。ところが、子ネコは交通事故にあい亡くなってしまいます。その事実を手話で知らされたとき、ココは手話で悲しい胸の内を伝え、涙を流したそうです。手話ができるだけでなく、喜びや悲しみ、人間と同じ感情を持っている事実を世界に知らしめた瞬間でした。