日テレ・行列の「ゆとり特集」にまたも反発の声 「先輩との食事を断って一人の時間優先」は悪いことなのか

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日テレ・行列の「ゆとり特集」にまたも反発の声 「先輩との食事を断って一人の時間優先」は悪いことなのか

10月18日のバラエティ「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で、「ゆとり世代に怒ってます」特集が放送された。ゆとり世代のダメなところを面白おかしく紹介するという内容だったが、視聴者から反発の声が挙がっている。

番組ではゆとり世代を、2002年からのゆとり教育を受けた11歳から27歳と定義。代表的なゆとり芸能人として、モデルの「りゅうちぇる」こと比嘉龍二さん(20)やビーチバレー選手の坂口佳穂さん(19)らが出演した。
「誘われたら絶対に行かなきゃという方がおかしい」

物議をかもしたのが「タメ口アイドル」としてソロで活躍中の小池美由さん(21)の紹介パートだ。小池さんは、一人の時間が大事なため仕事後に先輩から食事に誘われても断るといい、「仕事が終わったらすぐに帰りたいもん。お家が好き」と語る。

スタジオでも、同じく先輩と食事には行かないという俳優の北村諒さん(24)が「疲れちゃいますもん」と話していた。小池さんも北村さんもアニメやゲームを家で楽しむのが好きだといい、家で一人趣味を楽しんでいたほうが気楽なようだ。

最近の若者は仕事先での付き合いに消極的、とはよく言われることではあるが、「ゆとりエピソード」として改めて紹介されると、ツイッターでは反発の声が出た。「これをおかしいと紹介するテレビの方がおかしい」というのだ。

「これのどこに問題があるのか、一人の時間ってホンマに大事なんやで」
「先輩にお食事誘われて絶対に行かなきゃいけないってのがおかしいでしょ?」

仕事が終わったら、そこから先は自分の時間だ。先輩との食事に行かなかろうが、人にとやかく言われる筋合いはない、ということなのだろう。
小池のタメ口は「ゆとり」ではなく「キャラ」

番組では、小池さんの交友関係の狭さについても言及。ナレーションで「友達がほとんどいない小池は携帯に40件しか連絡先が入っていない」と解説された。これについても、ネットでは反発の声が挙がった。

「繋がってる人の数がすべてじゃねーだろ」
「連絡先が200件で、それを全て友達と言う輩の方がおかしい」
「私10件しかあれへんけど舐めてんのかよ。何友達おらんの馬鹿にしとんかコラ。辛い」

これに関しては、ゆとりではない人にも違和感があったようで、「昭和世代」という男性も「携帯に100件登録してても実際ほとんど使わなくね?よく使うのは10件くらいじゃね?」と疑問を投げかけていた。

ちなみに、番組では小池さんの「ゆとり世代ならではの困った言動」として「誰に対してもタメ口」という点が紹介された。スタッフとの打ち合わせでもタメ口で話す様子が放送されていたが、これはゆとりだからというよりも「キャラ」の可能性が高そうだ。

小池さんは昨年夏にラジオ番組に出演した際に、その話し方について尋ねられた先、もともと人見知りなのでタメ口で話すことで「せめて仕事の時だけでも人見知りの部分を取り除きたい」と説明。

「(タメ口によって)馴れ馴れしいな、嫌だなと思われちゃうかも知れないけれど、(人との)距離を近づけられるんじゃないかな、ということでこうなりました」

と語っていた。仕事以外で普段人と話すときは「めっちゃ敬語」とのことだ。

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