ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

バイオ工学がグッと身近に!自宅で誰でも生細胞を培養できるデスクトップサイズのツール「Amino」

DATE:
  • ガジェット通信を≫

バイオ工学と聞くと、専門家が専門機関で取り扱うもので、一般人からは遠い存在に感じるかもしれないが、「Amino」というツールで身近なものに変わるかもしれない。

・誰でも自宅で細胞を育成できる、卓上サイズのツール

「Amino」は、卓上に置けるサイズのツールで、誰でも手軽に生細胞を育成することができる、デバイス本体とアプリケーションのセット。

これは、Julie Legault氏を中心に、MITメディアラボで立ち上げられたプロジェクトである。

デバイス本体には、循環システム、温度調節機能のほか、微生物の生育状況、栄養をどれほど摂取しているかといった状況を把握するために必要なセンサー、微生物のエサ、栄養剤、pH調整剤、化学物質などを備蓄しておくモジュール室を搭載している。

また、リアルタイムで状況を把握できるよう、インジケーターライトもついていて便利。

・“DNAプログラム”を実行するキット

生細胞にはDNAが含まれており、DNAがどのように細胞を作り、成長し、環境に適応するのかを決定している。いわば“ソフトウェアのプログラム”のようなもので、細胞はそのプログラムを実行する工場の役目を担っている。

チームでは、細胞に関する研究の成果をもとに構築したDNAプログラムを実行できるように、細胞の成長に必要な培養液、栄養、化学物質などをセットにした、「Amino Apps」というキットを用意。

「Amino Apps」の内容物は、育てる対象によって異なる。ユーザーは興味があるものを選び、1つのデバイスでさまざまな生細胞を育成することができるというわけ。

・Indiegogoで出資を受付中

3Dプリントの技術のおかげで、大量生産しやすくなったことを受け、製品化にこぎつけようと、「Amino」は今、クラウドファンディングIndiegogoで出資を受付中。

専門家しか取り扱えなかった技術を、デスクトップサイズまでスケールダウンし、誰でもわかりやすく使用できるようにした意義は大きいだろう。個人が趣味や実用のために利用するだけでなく、学校の理科の実験などにも役立ってくれそうだ。

Amino

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
Techableの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。