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若者世代が「面倒」「コスパが悪い」と恋愛を完全否定 カップル見ても「一緒にいて何が楽しいんですか」とバッサリ

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10月19日の報道番組「おはよう日本」(NHK)は、「恋愛しない若者」を特集した。2015年に内閣府が公表した「結婚・家族に関する意識調査」によると、恋人のいない20代~30代の男女の37.6%が「恋人をほしくない」と思っているという。その理由として最も多かったのが、「恋愛が面倒」いう回答だったそうだ。

番組では、自身も数年恋人がおらず、恋愛に消極的だという今年26歳の男性ディレクターが、若者たちの恋愛観を取材していた。

25歳院生、研究と趣味のアニメで生活が充実

では、なぜ若者は恋愛を「面倒」だと思うのだろうか。番組が399人に対して行ったアンケートによると、37%の人が恋愛から距離を置く理由として、「自分の時間・趣味を優先したい」と答えたという。

番組の取材を受けた京都大学の大学院に通う25歳男子学生も似たような感じだ。彼の楽しみはゲームセンターに行くことと1日の終わりに部屋で一人アニメを鑑賞すること。研究や趣味で生活が充実しているため、特定の相手は必要ないと考えているようだ。

カップルの多い鴨川を歩いているときに、ディレクターから「羨ましいと思わない?」と聞かれても、「それはない」「いつもそんなに一緒にいて何が楽しいんですかみたいな感じ」とコメント。取りつく島もない様子だ。小学生時代に両親が離婚していることもあり、自分が恋愛をして、幸せな時間を過ごすイメージも湧かないのだという。

番組では男性に頼んで、同じ趣味を持つ男女が知り合えるイベントに参加してもらうことに。女性たちとの会話も盛り上がり、イベント終了後にツイッターのアカウントも交換する様子が映し出された。

しかし、2週間後、男性に聞いてみたところ、一切連絡は取っていないとのことだった。同じ趣味や価値観の人とつながりを持ちたいという気持ちはあるというが、恋人とプライベートな空間を共有することは「自分にとっては少なくとも無理」と語っていた。

「愛し愛されることが面倒」は寂しすぎるのか

スタジオでは、取材にあたった ディレクターが自身の考えも交え、若者の恋愛観を解説。この世代は物心ついた頃からインターネットやゲームなど様々な情報や娯楽に囲まれて育ったため、「恋愛の価値が相対的に低下しているのでは」という。

街で取材した若者からは、「恋愛はコスパが悪い」という言葉もあがったという。不景気や就職難などを身近に感じてきたため、「努力が必ずしも報われない」と考える人が少なくないのだというのだ。そのため、対価に対して敏感になり、「報われる保証のない恋愛よりも、他の趣味の方がより魅力的に見えてしまう」ようになっているのではと分析した。

ツイッターには番組を見た人から、「恋愛しない若者」に悲観的な意見が寄せられていた。

「愛すること、愛されることが面倒ってちょっと寂しすぎる」
「恋愛はコスパが悪いって…インパクトあり過ぎる。薄ら恐怖すら感じるわ」
「『恋愛しない若者』か。趣味に生きるのが楽しいのはわかる。歳をとったら感受性も周囲の環境も若い時とは変わってきそうだけど、そこでどうなるかだな」

一方で、そのような考えに至ってしまった背景には経済的な問題が多いとの指摘もあがった。

「恋愛しない若者達とか言う前にそれができる給料だしてるか見てみろよ」
「そもそもの原因は若者に余裕のあるお金と時間を与えないような世の中になっているところに根本的な原因があるんじゃないんかと」

また、「恋愛しない若者」を特集することで、他にも同じような考えかいると安心し、若者が「ますます恋愛しなくなると思う」と意見を言う人も。実際、「恋愛しない若者たちっていうテーマをみてちょっと安心した三十路」との声もあがっていた。

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