ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

【連載:映画で分かる女の本音】ブレイク・ライブリー主演のロマンチック・ラブストーリー~『アデライン、100年目の恋』~

DATE:
  • ガジェット通信を≫

ブレイク・ライブリーといえば、テレビシリーズ『ゴシップガール』(07年〜12年)のセリーナ役で大ブレイク。人気女優として、またファッションアイコンとしても注目を浴びていますが、ドラマの影響力が強すぎるのか、映画に出ても”ゴシップガールのブレイク・ライブリー”というように、大ヒットドラマの呪縛からなかなか開放されずにいたように見えます。

『旅するジーンズと16歳の夏』や『50歳の恋愛白書』『HICK ルリ13歳の旅』など、映画にもたくさん出ているのに……。彼女がその呪縛からようやく抜け出たのではないか、と思わせてくれるのが映画『アデライン、100年目の恋』です。

演じるのはアデライン・ボウマン。ある奇跡的な出来事がきっかけで年をとらなくなり、実際は100歳を超えているのに見た目は事故に遭ったときの29歳のまま、というキャラクター。

永遠の29歳──いつまでも若くありたいと願う女性からしてみたら、若いままずっと生き続けられるなんて羨ましい! と思ってしまいますよね。でも、表面だけを見たら羨望、裏側を知ったら憐憫。何がつらいって、愛した人と一緒に歳を重ねられないことです。

そもそも、29歳のまま歳をとらない事実を打ち明けることすらできないって、ものすごく切なくて苦しい。だからアデラインは、もう恋をしないと自分の気持ちを抑えて生きるように……。

女性は、ある程度の年齢を過ぎると「もう何歳だから」と歳を取ることに悲観的になりますが、この映画を観ると、その年齢に見合った生き方をしたいと思うようになるでしょうし、自分の心の内(=本音)を語れる相手がいることがどれだけ幸せなことなのかを痛感します。

年齢について考えさせられつつも、タイトルに”100年目の恋”とあるように、ロマンチックな恋がもちろんメインストーリーです。自分で恋をしないとルールを決めて生きてきても、運命の人と出会ってしまうと、ルールなんて簡単に破られてしまうもの。

アデラインのハートに火を付けた素敵な男性エリス・ジョーンズ(ミキール・ハースマン)との恋はどうなるのか? 秘密を打ち明けることはできるのか? それを受け止めることができるのか? まるで自分自身も恋をしているような感覚にさせてくれます。

また、アデラインが生きてきた100年の歳月を表現しているひとつが、1900年代から現在までの時代を反映させたクラシカルでエレガントな衣装の数々。『ゴシップガール』での経験と、ファッションアイコンとしての彼女自身のセンスがあるからこその着こなし、さすがです。

美しい衣装にうっとり、アデラインとエリスの恋にもうっとり、そして老いることの意味をじっくり考えさせられる──。目にも心にも響く、女性のためのラブストーリーです。

『アデライン、100年目の恋』
10月17日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
配給:松竹
© 2015 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC, KIMMEL DISTRIBUTION, LLC AND LIONS GATE FILMS INC. All Rights Reserved

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
ホンネストの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP