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国内の寮で留学体験!? 新スタイルの国際学生寮WISHに迫る

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大学進学を機に寮生活を考えている人も多いだろう。最近では学生寮のスタイルも多様化しているが、なかでも注目なのが「国内の寮にいながら留学体験」ができる学生寮だ。
 
そんな寮のひとつで、2014年に早稲田大学が開設した国際学生寮「Waseda International Student House」(通称WISH)は、ユニークで画期的なプログラムが盛り込まれた、まったく新しいタイプの学生寮。
 
今回は、そんなWISHの魅力を、センター長の葛山康典氏や寮生たちに教えてもらった。
 

海外の文化や背景を知り、自分のものさしを作り上げる

 
東京・中野にあるWISHでは、多様な価値観やバックグラウンドをもった学生たちが、日本全国・世界各国から集まって暮らしている(定員872人)。
 
寮生には独自にSocial Intelligence(SI)プログラムというものが設けられており、グループディスカッションや企業の方を迎えたプログラムなどを通して、グローバルな舞台で活躍するための必須スキルが学べるようになっている。
 

画像:入寮オリエンテーションの風景

 
SIプログラムの特徴について、葛山センター長はこう話す。
 

せっかく日本人と留学生が一緒に生活できるのに、ただ趣味の話をして終わるだけじゃもったいない。SIプログラムの中では、それぞれの文化がどのように違うかを学び、それを生かしたうえでコミュニケーションスキルの向上を図ります。
 
例えばディスカッションをするにしても、中国の人とオーストラリアの人では受けてきた教育が違うわけで、それによって発言の仕方や頻度も異なってくるんです。話を振る人がこれらの背景を理解しておけば、対応がスムーズになってきますよね。
 
普段の生活で留学生と接する時も、文化の違いを測る物差しをたくさん用意しておくとしておかないとでは、対応がまったく違ってくると思います。

 

画像:Social Intelligenceプログラムの風景

 
週1度(90分)の参加が義務づけられたSIプログラムで目立った成果を上げた学生は、大学負担で海外や国内での研修に行くことができ、これまで習得したスキルを発揮し、さらに学べる機会が与えられるという。
 

寮での暮らしは発見がいっぱい

 
次に、WISHで実際に生活する寮生たちに話を聞いてみた。
 

画像:左から、佐々木快さん・三口浩司さん・楊スヒョンさん

暇な時のちょっとした会話が、刺激的な経験になることが多いです。この前も留学生にジェリーフィッシュの日本語名を聞かれて、漢字で海月(クラゲ)って書くよって教えたんですが、ジェリーと月はどっちも美しいという概念から来ているけど、昔の人はクラゲに刺されて嫌悪感をもつことがなかったのかな?なんてところまで、話が発展して盛り上がりました。自然と異文化交流になっています。(佐々木快さん/教育学部1年)

父親の経営する会社は台湾とのかかわりが強いんですが、将来、跡を継ぎたいぼくにとって、今のうちから外国の人たちと交流がもてるのは魅力的です。SIプログラムを通して企業の方のお話を直接聞けるのも、将来かなり役立つと思います。(三口浩司さん/政治経済学部1年)

違う文化や価値観をもった人と仲良くやっていく術を日々学んでいます。例えば、留学生にとって馴染み深い食品でも、日本人の学生には匂いがキツイってことがよくあって、そんな時は話し合いによってお互い気持ちよく過ごせる方法を考えます。(楊スヒョンさん/教育学部4年)

 

画像:寮に住んでいると、興味の幅がみるみる広がっていくという

 
いろいろな学部の学生が集まっている学生寮。友達が日頃学んでいることに興味をもつこともあるだろう。SIプログラムでは、自分の専攻分野以外のテーマも学ぶことができる。
 

ぼくは政治経済学部ですが、先日のSIプログラムは映像文化論がテーマだったんです。映画がどうやって生まれるかをおもしろく学べて、いろいろな発見がありました。最初はまったく興味がなかったことから新たな視点や価値観が生まれるんだなって日々感じていて、人間関係においても、苦手だなって思う人間を軽蔑するんじゃなく、むしろ積極的にかかわっていこうと思うようになりました。(三口浩司さん)

 

画像:さまざまな国の人と話すことによって新たな視点や価値観が生まれる

 
他の二人も、今後の目標を語ってくれた。
 

教育学に興味があるので、仲のいい留学生から外国の学校制度や特色を聞けるのがとてもおもしろいです。これからも友達と楽しみながら、専門分野を深めたり、グローバルな視野を身につけていきたいです。(佐々木快さん)

寮で培ったコミュニケーション能力や国際感覚を生かして、将来は海外と日本を繋ぐ仕事をしたいです。(楊スヒョンさん)

 
成長するための種や仕掛けがふんだんに盛り込まれたWISH。ここでの貴重な経験を通して、お互いを高め合えるような一生涯の友達ができるに違いない。
 
寮生活にあまり魅力を感じていなかった人も、もともと一人暮らしを考えていたという人も、WISHの取り組みをぜひチェックしてみてはいかが!?
 

画像:日本の文化を知ってもらうチャンスでもある

 
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