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【宇宙醤油】かけるだけでどんな料理でも宇宙で食事をした気持ちになれる醤油

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「宇宙醤油」を宇宙食プリンにかけたら宇宙ウニ味の夢を見るか

いま、ヴィレッジ・ヴァンガードの通販で先行販売されている「宇宙醤油」ってのがあるんです。

公式サイトにはこのような謳い文句がある。

この宇宙醤油をかけることでどんな料理も宇宙で食事をした「気持ち」になれる事を最大の目標として醸造致しました。

また、何度も試作を繰り返して完成したこの宇宙醤油は開発に関わった全員がだれも宇宙に行っていない事も最大の特徴としており、この宇宙醤油を地球上で、そしてご家庭の醤油を宇宙で食べることで実際の違いを宇宙で感じて頂ける事も醍醐味と考えております。

一読してわかっていただけるように、すばらしいテキトーさだ。なんでも「宇宙は甘い香りがする」という話からインスピレーションを得て醸造されたものらしい。

つまり宇宙醤油は「フルーティな醤油」なのである。

宇宙で食事をした気持ちになれるという宇宙醤油を作ったYK STORESの吉田一直さんはこんな人だ。

こちらの企画意図をすぐにご理解いただき、即座に宇宙醤油を第一宇宙速度で送ってくれたのである。ありがとうございます。

[実食]宇宙醤油の黒はシュヴァルツシルトの黒 

どれどれ。食べてみよう。

好物の鉄火巻にちょっとたらしてと。

ふむふむ、なるほどフルーティ。

思った以上に宇宙フレーバーを感じられるのは、寿司に地球の醤油という組み合わせを食べ慣れているからかな。

びんちょうまぐろも普通においしい。でもちょっと違う。宇宙味。ラズベリーですかねこの香りは。

そしてウニ。軍艦に醤油ってみなさんどうしているでありますか。ジブンは上からちょっとたらすであります。ガリがあればガリをブラシ代わりにして醤油を塗る感じであります。

ウニはもともと味が強めだし海苔の量も多いので、そこまで「宇宙味」ってほどでもないかな。しかしこのウニは次へのフリなのだ。

プリン+醤油=ウニの味、なのか

そう。

女子高生発と言われる「プリンに醤油をかけるとウニの味がする」という有名なライフハックを、宇宙醤油で検証するのである。

まずは醤油をかけずに食べる。高級なカスタードプリンなのでおいしいったらない。茶色いのはカラメルだ。

このおいしいカスタードプリンに宇宙醤油をちょちょっと。

やったことある人はわかると思うけど、プリンに対して醤油がある程度の割合を越えると、ウニ味の雰囲気がにじみ出てくるのである。そう言われればウニっぽいかも、という塩梅。

なので醤油は気持ち多めがおすすめ。

卵黄と砂糖のコクに醤油の香ばしさと塩味が充分交じり合ったときに、ウニの記憶を刺激する芳香が出てくる感じ。

しかもこのときは直前にウニを食べているので、ウニっぽい芳香を取り逃がすことなく感じとることができた。

プリン+醤油=ウニ味は、条件はタイトだけど間違いではない。

【検証】宇宙醤油+宇宙食プリン=宇宙ウニ味

さらに、今度は「宇宙ウニ」の味についても検証してみることにする。

プリン+醤油=ウニ味

この公式が確かならば、宇宙食のプリンに宇宙醤油をかけたら、宇宙ウニの味がするはず。つまり、

宇宙(プリン+醤油)=宇宙ウニ味

「スペースフード・プリン」の登場である。これは宇宙食と同様にフリーズドライされた食べ物である。

まずはなにもつけずにぱくり。

ふむふむ。かさかさに乾燥したプリンだが、水分を含んでくると濃厚な甘みと旨味が現れる。これはプリンの味。フリーズドライの再生能力ハンパねえ。

先ほどのカスタードプリンで得た知見を活かして、宇宙醤油をたっぷりめに吸わせることにする。かたまりの状態では宇宙食プリンはなかなか水分を吸わないので全面から時間をかけて宇宙醤油を染みこませる。

心なしか、見た目も宇宙ウニっぽくなってきた。

宇宙生物が海の生物と似た形になる仮説はエーテル宇宙論であったか。そんなことを思いながら、ぱくり。

ははあ、ふむふむ。

なぜか磯の香りがする。しょっぱみと濃厚なコク、やや生臭いとも言える風味。たしかにこれはウニの味。そして遅れてくるフルーティな芳香は宇宙醤油の宇宙テイスト。

もし実在するのであれば、宇宙ウニってこういう味なはず。いや、遠い銀河のどこかに必ずある酸素型の惑星の海には、こういう味の生き物がきっといるはず。

宇宙ウニの味は、確かにした。

宇宙食のお餅はワームホール曲線を描いた

「スペースフード」には日本人宇宙飛行士が宇宙で食べたお餅がある。

せっかく宇宙醤油があるのだから、お餅も食べましょう。

スペースフード・ライスケーキのパッケージ。

フリーズドライの餅に水を吸わせて柔らかくしたのち、本来は添付のきなこをつけて食べるようになっているのだが、今回は宇宙醤油をつける。

左のトレイで水を吸わせて右トレイで食べる仕組み。よくできたパッケージである。

フリーズドライのお餅も水の吸いがよくて、かなり短時間で餅として再生する。量も多いし、普通におすすめである。

無重力状態で撮影したため写真が傾いて見えるが、これが水平である。

水分を吸った宇宙食のお餅の粘りを見たまえ。さながらワームホールのような曲面を描いているではないか。

さっきまでカサカサだったとは思えない。

宇宙醤油の染みこみもよろしい。

おいしそう。

(完全乾燥の餅が数秒で戻る、この宇宙食はマジですごいです)

無重力状態、かつ小惑星が迫り来る中、宇宙食のお餅を宇宙醤油で食べる。

えーと、こういう感想は期待はずれなのか期待以上なのかわからないが、

普通においしい!

宇宙食のお餅はフリーズドライとは思えないクオリティというかフリーズドライだからこその携行性と再生能力があるというか、とにかくすばらしい食品だし、宇宙醤油のコズミックなフレーバーが結果的に飽きない感じになってて、わりとたくさんあったお餅をどんどん食べてしまった。

実際に使われた宇宙食のお餅に、宇宙で食べるイメージの味付けをされた宇宙醤油を使ったので、かなり宇宙でお餅を食べた味覚に近いのだろうなと、ひとりで納得している。

宇宙を思う機会が多い時代


今回のロケ地は府中市

小惑星探査船はやぶさの帰還が日本中を感動させたことも記憶に新しい。宇宙飛行士油井亀美也さんを乗せた国際宇宙ステーションISSはいまも軌道上を回っているし、肉眼で見ることができる日もある。H2ロケットの打ち上げとなれば種子島に向かう見学者も多い。

いまほど宇宙を身近に感じる機会が多い時代はこれまでなかった。

ロマンを感じるというよりも、もっと身近な「行けるかもしれない場所」なのだ。

宇宙醤油は、宇宙での生活を身近に感じて、宇宙(そら)での生活を想像させてくれる。

宇宙食もまた、チューブをちゅうちゅう吸う時代から進化している。ペースト状の宇宙食をスプーンですくって食べる『2001年宇宙の旅』のワンシーンを覚えてる人もいるだろう。長い宇宙生活において食感は重要ということで、宇宙食の形状は地球上で食べるものに近くなっているし、味も向上している。

科学館や博物館でそんな宇宙食を気軽に買うことができる。

軌道エレベータの実験も進んでおり、弾道飛行をする宇宙旅客機の実用も遠い未来ではない。宇宙はもう夢っぽいロマンではない。

見上げれば今日もISSは夜空を横切って行くだろう。

宇宙醤油やスペースフードは宇宙への思いに具体的な食感や味覚を与えてくれる。

サルノコシカケに似た宇宙生物が街路樹に寄生していた。宇宙醤油をかけて食べようかと思った。

お店情報

YK STORES

YK STORES 公式サイト

宇宙醤油(580円)

宇宙食、宇宙日本食、宇宙グッズ、JAXAグッズ、NASAグッズの宇宙の店


書いた人:
鷲谷憲樹

43歳フリー編集者。ライフハック系の書籍編集、専門学校講師、映像作品のレビュアー、社団法人系の広報誌デザイン、カードゲーム「中二病ポーカー」エバンジェリストなど落ち着かない経歴を持つ器用貧乏。好きなアニメは『シドニアの騎士』『トップをねらえ!』。好きな小説は『万物理論』。好きなチョコレートはアポロ。 Twitter :@nwashy

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