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デビュー30周年の石井竜也、WOWOWで武道館公演生中継&特別番組放送決定

デビュー30周年の石井竜也、WOWOWで武道館公演生中継&特別番組放送決定

デビュー30周年を迎えた石井竜也が、9月から開催してきた全国ツアー「石井竜也 30th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2015 ARROWS HEAD」のファイナルとなる、10月21日の東京・日本武道館公演がWOWOWで生中継される。

また、これを記念して、米米CLUBでのデビューから30年を振り返るライブヒストリー、自身が監督を務めた映画2作品をお届けするスペシャルプログラムの放送が決定した。

初日ライブレポート

石井竜也が自身の活動30周年を記念するメモリアルなコンサートツアー「ARROWS HEAD」は、9月12日、埼玉県・三郷市文化会館からスタートした。そのツアータイトルを象徴するように巨大な“矢の先端”のオブジェを設置したステージには、天井からのれんが垂れ下がり、総勢12名のバンドメンバーとダンサーは全員が和装で登場。大きな歓声が巻き起こるなか、羽織袴を斬新にアレンジした石井竜也が姿を現した。

「イッツ・ア・ショー・ターイム!!」という石井の力強い声を合図に、石井竜也、ここにありという渋味のある円熟の歌声がホール会場に響きわたると、人気曲「FLYING HEART」に続いて、米米CLUB、1990年の大ヒット「浪漫飛行」へ。聴き手を非日常のフライトへと誘う極上のエンターテイメントが繰り広げられていく。

「30周年ということで、11歳で米米CLUBに出会った人は……いまは26歳ぐらいですか(笑)」と、女性ファンを気遣うユーモアを交えたMCでは、「いろいろなことがありましたが、ここまで辿り着けたのはみなさんのおかげです」と、改めて感謝を伝えた石井。まさにこの日のライブは、その30周年のキャリアを総括するようなセットリストが用意されていた。フィナーレに向けて高まる昂揚感。およそ2時間半のライブで全てを出し尽くした石井は、最後に「30周年のコンサート、歌い倒したぜー!!」と、充実の叫び声を上げた。

この三郷文化会館を皮切りに、全国4会場を終えた石井は、デビュー記念日となる10月21日に、いよいよ日本武道館のステージに立つ。三郷公演では、「30周年だから声が嗄れるまで歌ってみようと思う」と意気込みを語っていたが、おそらく石井竜也30年目の武道館は、まさにアニバーサリーに相応しい前代未聞の内容になることは間違いないだろう。

インタビュー

ミュージシャンとしてのみならず、様々なアート分野で異彩を放つ石井竜也のクリエイティヴィティの根源にあるものを探った。
――30周年のアニバーサリーツアーが始まりましたが、手応えはどうですか?

石井竜也:今回のツアーは30周年を振り返る意味合いがまず強いですね。だから、米米時代からソロにかけての、ある程度目立った曲を並べてます。要するに、30周年を振り返って、まだ31年目のドアを開けてない感じなんです。でも、それを武道館でやっちゃダメだろとは思ってます。武道館では31年目のドアをバーンと開けて、「俺、こうなるぜ」っていう所信表明演説じゃないけど、そういう自分を見せたいと思ってますね。

――まさに、初日の三郷公演ではセットも含めて、和洋折衷というか、和装なんだけど現代ぽい、不思議な世界観に惹きこまれるものがありました。

石井:そうそう。「なんとかっぽい」っていうのは、いちばんの褒め言葉だと思ってるんです。それが僕らの世界には大切なような気がしてるんです。

――武道館への準備も進んでると思いますが、30周年となると選曲も大変ですよね?

石井:700曲ぐらいありますからね。。でも、ライブで歌えるのは二十数曲なんですよ。みんなが聴きたい「君がいるだけで」とか「浪漫飛行」もあるし、昔からのファンが「これは聴きたいんだよ」っていう隠れた名曲がある。そういうのも外せない。逆に自分も「こういう石井竜也を聴いてほしいんだよね」っていうのがあるわけ。だから、たとえば30年前にリリースしたデビュー曲「I・CAN・BE」もメニューのなかに入ってるんですけど。それを当時のアレンジのままやってしまったら、それは米米がやればいいんですよ。いま、石井竜也が「I・CAN・BE」をやるにあたって、ジャズ風にアレンジし直したんです。これをやったら、案の定、みんな泣いちゃうんですよ。それはやっぱり俺もぐっとくるんです。これで生まれたんだなっていうのと、自分の年齢を考えたときに、いまがいちばん、このアレンジが似合うんだろうなとかね。ぐっと込み上げてくるものがあったりして。俺がぐっとくると、人に通じるんですよ。それが、本当の精神的なキャッチボールなんだと思う。感動しろ!感動しろ!っていうのは、感動じゃないと思うんだよね。

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