転勤経験者300人に聞いた、引越しで大変だったことは?

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転勤経験者300人に聞いた、引越しで大変だったことは?

会社勤めをしていれば避けられないのが突然の異動、そして全国に支社や店舗がある会社なら突然の「転勤」もまたしかりだ。もしも突然、会社から転勤の内示を受けたら、すぐに引越しができるものなのだろうか? 転勤経験者300人に転勤にまつわるアンケート調査を行った。
引越し期間が短いと負担が大きくなる

「転勤に伴う引越しで大変だったことは何ですか?」という質問に対し、該当する項目すべてを選択してもらった。今回は「その他」を除いた10項目をランキングで紹介しよう。

転勤に伴う引越しで大変だったことランキング TOP10(複数回答)

1位:短期間で引越しをしなければいけなかった(47.3%)
2位:住民票の移動や運転免許証などの住所変更手続きが面倒だった(22.0%)
3位:土地勘のないエリアでの物件探しが大変だった(21.0%)
4位:ガス・水道・電気などの公共料金の変更手続きが面倒だった(19.7%)
5位:引越し先の物件を1日で決めなければいけなかった(17.3%)
6位:引越し先の物件を内見もせずに決めなければいけなかった(16.7%)
7位:特にない(15.3%)
8位:学校(幼稚園・保育園)編入の手続きなど子どもに関する手続きが大変だった(8.0%)
9位:ほとんど自分でやらなかった(職場や親類がやってくれた)ので大変ではなかった(3.0%)
10位:伴侶の仕事を変える必要があった(1.7%)

1位の「短期間で引越しをしなければいけなかった」(47.3%)は、数カ月前に転勤の辞令が出ていれば問題はなさそうだが、場合によっては着任日の2週間前に突然言われるケースも。短い期間で物件を探して、荷造りや引越しはなかなかハードスケジュールだろう。

2位の「住民票の移動や運転免許証などの住所変更手続きが面倒だった」(22.0%)は、転勤だけに限った話ではないかもしれない。前述以外にも、銀行やクレジットカードなど住所変更しなければならない箇所は多く、引越しはやっぱりやることが山積みだ。

3位の「土地勘のないエリアでの物件探しが大変だった」(21.0%)。何度か行ったことのある街であれば、どこにスーパーがあって最寄駅までどのくらいなど、ある程度は想像ができるが、土地勘がまったくない街では住みやすいエリアを選定するのにも手間取りそう。

……と、大変だった思いをした人がいる半面、少数派ではあるが7位の「特にない」(15.3%)や9位の「ほとんど自分でやらなかった(職場や親類がやってくれた)ので大変ではなかった」(3.0%)のように、問題なく引越しをすませている人もいて、転勤=大変とは断言できないかもしれない。

【図1】ランキングを男女別に見ると、男性では「引越し先の物件を1日で決めなければいけなかった」が女性よりも10ポイントほど高い。また、女性では「土地勘のないエリアでの物件探しが大変だった」が男性よりもわずかではあるが6ポイントほど結果となった(SUUMOジャーナル)

【図1】ランキングを男女別に見ると、男性では「引越し先の物件を1日で決めなければいけなかった」が女性よりも10ポイントほど高い。また、女性では「土地勘のないエリアでの物件探しが大変だった」が男性よりもわずかではあるが6ポイントほど高い結果となった(SUUMOジャーナル)転勤はあまり心配せずに楽しむ気持ちが大事?

さて、バタバタになりやすい転勤だが、すべて終わったあとに「あのとき、もっと●●しておけば……」と、後悔したことはあったのだろうか?

転勤に伴う引越しの際、もっとこうしたらよかったと後悔したことは何ですか?(複数回答)

1位:物件をもっと多く見ればよかった(41.0%)
2位:物件の周辺環境をよくリサーチすればよかった(35.7%)
3位:内見をもっと多くすればよかった(26.7%)
4位:引越し会社に、荷造り~荷解きまで全てまかせるプランにすればよかった(13.3%)
5位:自分だけ先に行って、後から家族を呼べばよかった(8.3%)
6位:その他(7.7%)

時間がないだけに、物件や周辺環境のリサーチ不足に後悔してしまうケースが多いようだ。ちなみに、今回のアンケートでは、「これから転勤する人へのアドバイス」も書いてもらったので紹介しよう。

「たとえ引越しまでの期間が短くても、住む地域と物件の下調べは入念に行ったほうがいい」(33歳・女性)
「良いなと思う物件に出合ったら、取り急ぎ契約する方向で気持ちを固めたほうが良い。転勤のシーズンは、物件が一斉に動く時期なので、後日と思っていると、無くなってしまいます」(37歳・女性)
「転勤の可能性がある職業の方は、日常の荷物を少なくしておくなど、身軽にしておくといいと思います」(27歳・女性)
「特に乳幼児がいる場合、まずは単身で行き、ある程度の生活基盤を整えてから、家族も引越すという流れがおすすめです」(31歳・女性)
「転勤先の風土になじむには、郷に入っては郷に従え、です。人付き合いのコツです」(40歳・女性)

ここではすべてを紹介しきれないが、ほかにも「土地勘のある人からアドバイスをもらう」や「時間がなくても家探しは妥協しない」「心配やストレスをため込むよりも転勤を楽しむ」「日ごろからの断捨離」などのコメントが多かった。

隣県など、わりと近距離への引越しであれば、さほど生活環境や人付き合いも変わらないかもしれないが、例えば都市部から地方へ引越しともなれば、すべてが一変するだろう。新天地でも暮らしやすい生活をするためにも、転勤先輩方のアドバイスをもとに、大変な思いをせず後悔の少ない転勤をしよう。●調査概要
[SUUMO 転勤に関するアンケート]より
・調査期間:2015年9月8日~2015年9月10日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:全国に居住する、自分もしくは恋人・配偶者に転勤の経験がある20~49歳
・有効回答数:男女300名(既婚175名、未婚125名)
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/10/13/98978/

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