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できる人は英語圏でも「敬語」を使う?

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“できる人は「敬語」を使う”――ゴールドマン・サックスに勤め、部署内外から毎日届くさまざまなメールに触れていたマヤ・バーダマンさんはあるとき、仕事ができる人ほど「敬語」を上手に使っていることに気がついたといいます。

Could you prepare the document by tomorrow?

 たとえば、これは「資料を明日までに用意していただけますか?」という意味の文章ですが、できる人たちはここにkindlyという心遣いの一言を意識的に用い、次のような表現にしていることが多かったのだそうです。

Could you kindly prepare the document by tomorrow?

 日本語のみならず、英語においても用いられる、相手への心遣い・気遣いを示す敬語。日本語における敬語は、尊敬語、丁寧語、謙譲語といった文法体系に分けられますが、「英語の敬語は、単語の組み合わせ、接続語の使用、話す速度や声のトーンなど、様々な要素を組み合わせて調節し、丁寧度に応じて表現」するそう。

 具体的には、以下の5つの調節方法があるとのこと。

① クッション言葉で柔らかくする
② リクエスト形式にする
③ つなぎ言葉で流れをつくる
④ 単語を「格上げ」する
⑤ 「波」で変化をつける

 たとえば、ひとつめの「クッション言葉で柔らかくする」という方法。

 残念なことを伝える場合にはI am afraid that〜(申し訳ないですが)やUnfortunately,〜(残念[あいにく]ではございますが)、依頼する場合にはI am sorry to trouble you, but〜(お手数をおかけしますが)、意見を述べる場合にはIt seems (to me ) that〜([私には]〜のように思われます)、反論する場合にはBasically, I agree with you, but〜(おおむね賛同しますが)といったように、文頭にこうしたクッション言葉を添えることによって、文章全体を丁寧な表現にすることができるのだといいます。

 業者や他社に問い合わせる際のメールなどでも積極的に用いたいクッション言葉ですが、同時に定型的な表現でもあるため、マニュアルの文言のように受け取られてしまう恐れも。「送る前に一度読み直して、機械的な文面になっていないか確認するように心がけてください」とマヤ・バーダマンさん。

 本書『英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集』では、招待・依頼メール、問い合わせや謝罪、確認メール、そして電話対応など、さまざまな場面に対応した具体例を挙げながら、英語における敬語表現を紹介。ビジネスはもちろんプライベートにおいても、そのまま使える表現が満載の一冊となっています。

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