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魔女の秘密展 宗教と政治によって殺された無実の人々

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噂の『魔女の秘密展』に行ってきました。
大阪から始まり、新潟・名古屋と開催され、現在静岡県浜松市で11月29日まで開催中です。
その後広島・東京・福岡と各地で開催される予定で、たいへん話題になっているイベントです。

魔女というとアニメにもよく登場するキャラクターで、可愛い女の子が魔法のちからを持ち、弱いものを助けるといったイメージがあるかもしれません。
しかし実際中世ヨーロッパで「魔女」とされた人々が魔女裁判によって拷問を受け、殺されてきました。
そのほとんどが一般の無実の人々、女性や子どもたちだったのです。

実際の拷問で使われた器具やミイラなど、「これ撮りたい!」というものがたくさん展示されていたのですが、館内は撮影禁止のため写真撮影を諦め、おみやげのポストカードを買ってきて画像としました。

その拷問たるやすさまじいもので、館内に展示してあった資料によると、プロテスタントからカトリックに改宗しようとした女性が生きたまま手首を切られたり、十字架に縛り付けられ火炙りにされたり、首の骨を折られたりといった、ちょっと考えられないレベルのものでした。
いつの時代も弱者迫害というのはよく言われるところですが、女性蔑視が特にすさまじい時代だったのだと思います。

聖職者や指導者に睨まれると「魔女」とされ殺されるというもので、また魔女には仲間がいると信じられており、仲間の名前を言うよう拷問で強制されるので、嘘でも誰かの名前を言わなければならず、次々と被害者が出たという、ため息ものの展覧会でした。

「魔女の呪い」を避けるためと自分の顔バレを防ぐため、拷問者はこのような仮面をつけていたそうです。

戦争に似ているな、とちょっと思いましたね。
実際当時のヨーロッパでは宗教戦争もあり、また不治の病と言われていた「ペスト」の大流行で、その原因は人口の過密と衛生環境の悪化だったわけですが、なぜかこれも「魔女のしわざ」と言われ、罪もない人が魔女だと告げ口されて殺されたそうです。
のべ数百万人が殺されたというからすごいです。

現代、魔女はよりポジティブで明るく、希望をもたらす存在として描かれていると思います。
魔法は邪悪なものではなく、人々に希望と愛をもたらし強く生きるちからを与えるものであってほしいと思いました。

この冬、このイベントは東京に向かいます。
魔法少女好きな方、お楽しみに。でもショックを受けないでくださいね(笑)。

魔女の秘密展 公式サイト http://majo-himitsu.com/

画像:筆者購入のポストカード
   公式サイト画面キャプチャー

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 秋月七海) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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