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文字を用いたロゴに生じる権利は?

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Q.

 例えば、「Panasonic」など家電メーカーの社名や「Coca-Cola」など飲料メーカーの社名など。文字にデザイン的アレンジを加えた「文字ロゴ」は町中で多く見かけます。

 では、この文字ロゴは著作物として、著作権法によって保護されるか?

(1)基本的に保護されない
(2)基本的に保護される

A.

正解(1)基本的に保護されない

 いわゆる「文字ロゴ」は、基本的に絵画などの芸術作品のように著作物としては扱われません。したがって、著作物として著作権法の法的保護の対象とはなりません。

 裁判例でも、「文字ロゴ」については、「文字は万人共有の文化的財産ともいうべきものであり、また、本来的には情報伝達という実用的機能を有するものであるから、文字の字体を基礎として含むデザイン書体の表現形態に著作権としての保護を与えるべき創作性を認めることは、一般的には困難であると考えられる。仮に、デザイン書体に著作物性を認め得る場合があるとしても、それは、当該書体のデザイン的要素が「美術」の著作物と同視し得るような美的創作性を感得できる場合に限られることは当然である」(最判平成10年6月25日「Asahi」ロゴマーク事件)と指摘しています。

 簡単に言えば、ロゴが、もはや絵画などのようなものと判断されれば著作権法における保護の対象となりえるというわけです。
 いわゆる「文字ロゴ」を法的に保護しようとする場合は、基本的に商標登録を行い商標法上の保護対象とする手続きを取るのが一般的と言えます。

元記事

文字を用いたロゴに生じる権利は?

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