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あの名作映画の視点から新たなウィーンの魅力を探る旅 − 後編 –

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こんにちはTRiPORTライターの新田浩之です。今回は映画「Before Sunrise」のロケ地を巡る旅の後半です。前半では、西駅からカフェ・シュペールまで紹介しました。それでは、その続きを紹介しましょう。

あのレコード屋で粋な記念撮影

昼食を食べ、「誕生の踊り」のシーンの場所へ行きました。映画ではここで、一人の女性が体を器用に曲げながら情熱的に踊ります。そこを偶然、セリーヌとジェシーが通りがかるのです。ここは道が細いので慎重に歩いていきます。するとありました。水飲み場が目印です。周辺には素敵な小物屋さんがあり、全体的に少しかわいらしい雰囲気…。

次はセリーヌとジェシーが宗教について語ったマリア・ヒルファー教会です。なお、映画に出てくる外観はここではなく、マリア・アム・ゲシュターデ教会になっています。映画だと二人の周りには誰もおらず、熱いトークが交わされていました。しかし実際は、私が中に入ると平日の昼間にも関わらず多くの方々が熱心に祈っていました。二人で会話するには少し勇気がいる雰囲気…。

「Before Sunrise」の象徴的シーンの一つ。セリーヌが店内でKath BloomのCome Hereのレコードを見つけ、セリーヌとジェシーが試聴室で一緒に聞くシーンは外せないでしょう。試聴室のシーンでは曲が流れるだけでセリフはありません。しかし、歌詞から二人の感情が読み取れるシーンとなっています。ここのレコード屋の店名はALT&NEU。店内に入るとおびただしい量のレコードとCDが。いろいろ探ってみると1970年代の日本のレコードも見つかりました。

残念ながら試聴室はありませんでしたが、立席スタイルでレコードとCDの試聴ができます。ここでも、映画そのままの雰囲気が体験できたので本当に興奮しました。そして、店内をまわっていると、店員さんがKath Bloomの『Come Here』のレコードを持ってきて「写真を撮りましょうか」と言ってくれたのです! お言葉に甘えて、セリーヌが立っていた場所で撮影してもらいました。この店員さんの粋な計らいは本当に嬉しかったです。

住宅地、川、遊園地、めまぐるしい街巡り

レコード店員さんの粋な計らいへのお礼も込めてCDを購入し、最後の象徴的なシーン、セリーヌとジェシーがハーブの音色に合わせて踊った場所に行きました。このシーンは住宅地にあります。地図と映画のキャプションを片手に慎重に捜索。すると、外壁は変わっていましたが間取りが同じ建物を見つけました。残念ながらハーブは聞こえてきませんでしたが、窓を見るだけで映画のシーンを思い出します。

ここから路面電車に乗り、最初のシーンでセリーヌとジェシーが劇団員に出会う橋に向かいます。場所は地下鉄Schwedenplatzの近く。川沿いをよく見ていると緑色の橋を発見できるはず。これは自分が思っていたよりも小さな橋でした。こう言った何気ない橋を素敵なシーンに変えてしまう映画監督に脱帽です。

運河沿いに歩くと、映画に出てくる船(ヨハンシュトラウス号)と詩人にあった遊歩道があります。残念ながら船は営業を終了しているみたいでした。せっかくなら船で夕食を食べようと思っていたので、これは残念でした。

最後に地下鉄でプラターにある観覧車へ。さすがに1人で乗る勇気はなかったので、地上から写真に収めました。プラターは言うなればレトロな遊園地。最新式の遊園地を見慣れた人には新鮮に映るかもしれません。

ロケ地を巡って

巡ってみて気が付いたのは、どのセットも「何気ない場所」ということ。このような場所を素敵なシーンに変えてしまう映画監督、俳優、スタッフの技量に脅かされました。何気ない場所でも、映画のシーンと重ね合わせて少し甘い雰囲気に浸ることができました。

また別の街でロケ地めぐりをやってみるのも面白いかもしれません。 インターネットで検索するとロケ地に関する詳しいホームページがあるので、訪れる際はぜひ参考にしてください。

文・写真:新田浩之

ウイーンの旅行記はこちら

*Mayu「おひとりさま優雅旅-ohAustria&Germany&Finland

*芝野 愛梨(Eri Shibano) 「中欧三カ国弾丸一人旅 ハンガリー・オーストリア・チェコ

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