面接ではあんなにいい感じだったのに… 採用したら「雨で欠勤」「飲み会で残業代を請求」

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面接ではあんなにいい感じだったのに… 採用したら「雨で欠勤」「飲み会で残業代を請求」

就活後ろ倒しの影響でスケジュールが大幅に変更になった2016年卒業予定学生の就職活動。学生は翻弄されたが、それは企業も同じこと。ジースタイラスの調査によると、例年に比べて今年の採用活動が厳しいと感じた採用担当者は86.8%にのぼったという。
新卒採用に「失敗した」と感じたことがある69.5%

後ろ倒しによる懸念で多かったのは「(内定を)承諾するまでの時間が長引き不安が高まる」(52.8%)、「変更された日程ルールのため、内定辞退が起きるとリカバリーしづらい」(45.4%)といったもの。計画通り人材を確保できるかどうかが一番の不安だったようだ。

もっとも頭数を確保できたところで、その中身が優秀とは限らない。採用担当者の実に69.5%が、新卒採用で「失敗した」と感じたことがあるという。理由としては「採用時と働いてからのイメージが違いすぎた」(57.2%)、「採用したが実際には期待していた活躍がない」(43.2%)となっている。

採用面接ではうまく猫を被っていたのだろうか。調査元には、面接ではよく働いてくれそうと期待したものの、採用後のギャップが大きかった過去の事例が寄せられた。

「面接時は馬力がありそうな感じだったが働き出すとおとなしかった」
「メンタル面が弱すぎて、一度注意をしただけでひきこもりになってしまった」
「学生時代部活で大活躍をアピールしていたので採用してみたら根暗で暴走タイプで手が付けられなかった。配属部署からさんざん苦情を言われてしまった」

採用担当者が常識と考えていることを共有していない人もおり、「面接時はきちんとしている感じに見えたが、遅刻早退欠席の連続で、一度は雨だという理由で休む事もあった」「常識を知っていると思う人間だと思ったが、飲み会も残業代を請求するほどお金には非常識」という回答もあった。

社員としては「入社してしまえばこっちのもの」だが、会社には痛い誤算。特にスケジュールが厳しく売り手市場の今年の採用活動では、ふたを開けたら「こんなはずでは」というケースが多数発生するのかもしれない。

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