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オールドタイプのオタクも納得の出来! 新ガンダム「鉄血のオルフェンズ」がアツい

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突然だけど、僕はオタクだ。具体的に言えば特撮が好きだ。好きなんてもんじゃない。

やれあの怪獣の着ぐるみは何度も改修されて使用されただの、やれあの飛行機のプロップはその後リペイントされて別番組で使用されただの、そういう知っていても誰を幸せにもしない無駄知識が脳内にひしめいている。

そして、特撮だけじゃなく、ガンダムも好きだ。これもまた、自分で言うのもアレだけどめんどくさいオタクだと思う。

新シリーズがスタートする度に「こんなのガンダムじゃない!」と、原典の制作スタッフでもないのに、偉そうにコンテンツに対して文句を言いたくなる。ガンダムオタクって、結構めんどくさくて、各作品のファンが何かといがみ合うのだ。(文:松本ミゾレ)
キャラクターの顔がちゃんと描き分けられていて感激

10月4日(日)から放送開始となった「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(TBS系)。ここ数年のテレビシリーズは視聴を見送っていた僕は、今回は何となく気になる部分が多く、楽しみにしていた。

早速めんどくさいオタクの小言を言わせてもらうと、ここ最近のガンダムは、男も女も同じような目鼻立ちと輪郭で、登場人物の顔の区別が付かない有様だったのだ(あくまで個人の感想です)。

「おそ松くん」じゃないんだから、もうちょっとキャラクターの書き分けに力を入れてくれよ。若い子と違って、おじさんには微妙な髪型の違いと声優さんの違いでキャラを判別するなんてできないんだよ、とそう思っていた。

それが本作では、若い世代の顔立ちがしっかりと描き分けられている。1話時点でこれほどまでにキャラクターの判別が付くガンダム作品は、OVAを除けば何年ぶりだろうか。若者の顔立ちがちゃんと区別化されているので、当然中高年以降のおっさんたちの顔などは言わずもがな。

やっぱり「今誰が喋ってんだ?」という基本的なところでの混乱しない、というのは観ていてストレスがない。第一印象としては、非常に良いものだった。
テラフォーミングされた火星を舞台にモビルスーツ戦が繰り広げられる

次は世界観についてもちょっと書いていきたい。これまでのガンダムと同じく、本作でも地球圏が舞台となっている。主人公が住んでいるのは火星。人間がそのまま地表に出てきても呼吸ができているので、テラフォーミングが完了しているということだろう。

劇中の台詞を引用すると、火星と地球を往復するのにかかる日数は、5か月程度だという。現在では火星へ人が出向くだけでもかなりの時間がかかるため、まさに夢のような世界だ。

さて、第1話の舞台となったこの火星。資源も乏しく、若者が掘削作業や地雷の敷設作業を強いられている一方で、傲慢な大人はいばり散らすばかりで何もしない。子どもたちが苦役を強いられ、大人がほとんど何もしないという構図は、ガンダムというか世界名作劇場の導入部分に近いものを感じた。

そんな過酷な状況は、ちょっとしたきっかけで一変することになる。火星都市独立のために邁進するお金持ちの少女と、その少女を狙う武装組織がやってきたことで、火星でドンパチが起きてしまうのだ。

前述のとおり、本作の火星はまぁ資源が乏しい。配備されている戦力は、モビルワーカーという、戦車にホバーフロートを付けただけのようなお粗末なマシン。

ガンダムシリーズでお馴染みのモビルスーツの最初の出番は、いけすかない武装組織のメンバーが搭乗した機体が、モビルワーカーを蹴散らすというあんまりなシーン。ここでいよいよ進退窮まったと思われたとき、主人公が間一髪で搭乗するのがガンダム・バルバトス。バルバトスが一撃で敵をねじ伏せ、ここでエンドロールとなる。
結論:めんどくさいオタクも文句を言えないクオリティ

番組の世界観を台詞だけでなく映像で示しつつ、テンポの良いシーン運びで見る者を飽きさせない。新シリーズの幕開けとして考えると、最高の導入だったように思える。

これまで新しいガンダムがスタートする度に「ガンダムに翼はいらないよ」とか「何でパワーダウンしたら機体の色が変わるんだよ」とか難癖をつけてきためんどくさい僕。控えめに言ってかなりめんどくさいオタクの僕が、ここまで文句を言わないで済んだ新シリーズはいつぐらいぶりだろうか。

恐らく、ここ数年のガンダムに(勝手に)裏切られたと思い続けて、このシリーズにも期待していない旧来からのファンもいるはず。そういう年季の入っためんどくさいおじさんにこそ、観てもらいたい。

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