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【タベアルキスト】内房のグルメキーワードは「地元」と「隠れ家」! ~名店巡礼 内房編~

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みなさんこんにちは、タベアルキストのWakuiです。

今回も我々タベアルキストが、わざわざ食べに行く価値のある逸品を提供しているお店へ実際に訪れ、食べまくる究極の食べ歩き「名店巡礼」をお届けします。

名店巡礼のセレクト店の定義やこの企画ポリシーなどは、ぜひ前回の記事をご確認ください!

~名店巡礼 内房編~

第2回目の巡礼先は「内房」を選びました。

千葉県・房総半島の東京湾に面したエリアで、海あり山ありの起伏に富んだ土地です。特に海岸線には木更津港や金谷港など多くの漁港があり、海の幸が充実。地元で獲れた新鮮で美味しい魚を使った料理が楽しめるお店がたくさん存在します。

今回の食べ歩きの旅では、移動手段に内房の美しい景色が楽しめる電車を使い、内房線沿いの、駅からのアクセスもそれほど難しくないお店を中心に5軒をセレクト。そのいずれも地元の人に長く愛される、知る人ぞ知る隠れ家的名店をラインナップしてみました。

それでは名店巡礼「内房編」、いってみましょう!

1軒目:ロッシーニ 逸品:ペスカトーレ・ロッシーニ風

9月某日、秋雨の合間を縫って我々は2回目の巡礼の地・内房へやってきました。
今回も3名のタベアルキストで5軒の名店を巡ります。始まりの地は「巌根駅」。
ターミナルとなる木更津のすぐ隣の小さな駅からスタートです。

駅からタクシーで移動すること数分。住宅地の裏通りにその店はあります。

1軒目はイタリアンの「ロッシーニ」。
シチリアを思わせる白い壁と良く手入れのされた庭が素敵な佇まいです。
本当に目立たないところにあるので、まさに知る人ぞ知る隠れ家的なレストラン。

卓上には綺麗な生花も飾ってあります。
見回してみれば、各席には「予約席」の札が。メニューを眺めている間にあっという間に満席になりました。
老若男女に人気の、地元の方たちに人気のレストランのようです。

パスタランチを選ぶと、パスタの他に、サラダ・ドルチェ・ドリンクがつきます。
サラダも、小鉢に盛る付け合せとは異なり、皿に綺麗に盛り付けられた本格的なもの。この日はイチゴ貝のサラダで非常に美味。
新鮮な野菜のほのかな苦みと、オリーブオイルの香り、イチゴ貝の食感がうまく組み合わさった、少し大人味な仕立てでした。

ペスカトーレ ロッシーニ風 1,800円

逸品のペスカトーレ・ロッシーニ風。
店の名を冠するその一皿は、大きなテッポウエビが目を引くインパクトのある見た目。
アルデンテに茹でられた乾麺パスタのチュルンとしたのど越し。
その後にやってくるのは、魚介の旨味の爆弾。
ペスカトーレというよりもブイヤベースと呼んだ方が良いくらい旨味がソースに溶け込んでいます。テッポウエビのミソが与えるコクが何とも言えない深い味わい。
このソース、是非一緒に供されるパンと一緒に食べてみてください。一滴も残さず食べてしまうこと請け合いです。

お店情報

ロッシーニ

千葉木更津市江川1338-1
0438-25-5577
11:00~15:00/18:00~22:00
月曜定休

執筆者:Kazushi Kikutani

2軒目:磯料理マルゴ 逸品:黄金アジフライ

竹岡駅で下車し、2軒目の「磯料理マルゴ」へ。
萩生漁港で水揚げされる新鮮な魚介が存分に味わえる地元密着の磯料理の店です。
金色に輝く金谷沖の根付きアジを使った、アジフライを求めての訪問になります。
お店は国道127号通称内房なぎさライン沿いにあり、お店の周りには何本もの「黄金アジ」と書かれてたのぼり旗が設置してあります。

黄金アジは、外洋に回遊しない瀬に居付いた定着型のアジのこと。
沖合いを回遊せずに、瀬の豊富な天然餌を食べて育っており、回遊型のアジに比べてたっぷり脂がのって身が張り、美しい黄金色に身が輝いているのが特徴です。
東京湾の中でも内房側の金谷から竹岡、東京湾観音までの狭い海域で獲れる希少なアジでもあります。

店内は、ゆったりと時間が流れるローカル食堂の雰囲気で、窓際の小上がりからは内房の海を眺めることができます。
そして、アジフライを中心としたオススメの魚介料理がずらっと木札に書かれて掛けられています。
特に、アジフライとアジたたきがセットになった、別札に書かれている「黄金定食」が一押しのメニュー。
尚、注文時のおかみさんの愛想がないのはご愛嬌。

黄金定食 1,600円

黄金定食にはアジフライが2枚、アジのたたき、サラダ、酢の物、お新香にご飯とお味噌汁が付く、黄金アジをたっぷり満喫できる内容です。

こんがり色づいたハード系の衣がサクっと揚がった黄金アジフライ。
もちろん何もつけずにいただきます。
ややレア感を残した火入れのアジは、身厚でフワフワ。
噛めばアジの身から熱々の旨味がたっぷりのエキスがジュワッとしみ出し、粗めのパン粉を使用した香ばしい衣が渾然一体となります。
まったく魚臭さを感じさせない、その澄み切った後味はこれまで慣れ親しんできたアジフライとは一線を画する逸品でした。
ちなみに、夏場は黄金アジの漁が少なく、入荷がしない場合もあるとのことなので、事前に電話で問い合わせを。

お店情報

磯料理マルゴ

千葉県富市萩生1170
0439-69-8139
11:00~17:30
火曜定休

執筆者:Masayuki Wakui

3軒目:呑海楼 逸品:抹茶

4軒目を目指して浜金谷駅で下車し、房総の観光スポットとしても人気の鋸山へ。
ロープウェイで山頂まで登ることができ、山頂では内房の絶景を一望できる展望台やハイキングコースがあります。
またこの鋸山には725年に開山された関東最古の山寺「日本寺」があり、御本尊である日本一大きな大仏「薬師瑠璃光如来」が有名です。

この日本寺の敷地内に、隠れたくつろぎスポット「呑海楼」があります。

凜とした静けさが心地の良い茶室です。
手入れされた芝生の庭のひらけた先には、海と対岸の三浦半島が。

こちらでは、2杯のお茶と共にお茶菓子がいただけます。

抹茶セット(700円)

1煎目はお抹茶と名物のぬれきんつば。お薄は丁寧に立てられています。
蒸したような透け感のある薄皮で包まれたぬれきんつばの餡は甘さ控えめ。箱入りのお土産としても販売されています。

2煎茶は緑茶と梅の寒天寄せ。

寒天寄せに使用する梅は境内で採れた梅の実を梅干しにしたもの。
疲れた体に爽やかな酸味とさっぱりした甘さが心地よいです。

内房の絶景を眺める和の空間。心静かに過ごせます。

※日本寺の入場には拝観料(大人600円、小人400円)がかかります。

お店情報

呑海楼

千葉県安房郡鋸南町元名184-4 日本寺内
0470-55-1103
10:00~16:00
月曜~金曜定休

執筆者:Kae Suda

4軒目:釜新肉店 逸品:イカメンチ

だいぶ日も暮れてきて4軒目。今度は富浦駅で下車。
ここから歩いて数分の釜新肉店が目的地です。
見た目は街のお肉屋さん。
イカメンチののぼり旗が立っていなければ、間違いなく通り過ぎてしまうような外観です。

お目当てのイカメンチは1つ130円。
今回は売り切れが心配だったので、到着前にお店に到着時間の連絡をして、事前に揚げておいてもらいました。

食べ歩き用に紙に包んでもらって、さっそくバクリと。
ザクッとした衣の中から、ブリブリのイカがゴロゴロでてきます。
ミンチというよりブツ切りでは?というサイズ感。
そして、イカしか使ってませんと言わんばかりの圧倒的な存在感。

味付けは胡椒の効いたスパイシーな仕立て。ソースの有無を聞かれますが、無しでも十分。思わず「ビール!」と言いたくなるくらい、お酒に合うタイプの料理です。

部活帰りの高校生が、コーラ片手にこのメンチを食べると、きっと青春の1ページになるだろうなぁというノスタルジーも感じられる逸品でした。

お店情報

釜新肉店

千葉県南房総市富浦町原岡5-2
0470-33-2187
営業時間:9:30~18:00
日曜定休

執筆者:Kazushi Kikutani

5軒目:田中屋レストラン 逸品:ヒレステーキ

内房巡礼最後は五井駅。予定していたお店にフラれるというアクシデントがあり、急遽「田中屋レストラン」へ。

「田中屋レストラン」は2003年にオープンしたステーキレストラン。もともとは47年続くお肉屋さんだったそうです。五井駅からもそう遠くなく、質の良いお肉をリーズナブルな価格でいただけるとのことで、地元でも人気のお店です。

メニューは和牛ステーキを中心に、巨大なハンバーグやオムライスなど洋食もラインナップ。
また、限られた流通の稀少ブランド牛である、静岡産の特選黒毛和牛「静岡そだち」を扱っています。

ヒレステーキ150g(2,997円)

メニューは和牛となっていましたが、この日用意されたのはオーストラリア産のヒレ肉。肉の繊維の整った、綺麗なお肉です。
レアでお願いした火入れは、まわりは飴色で断面は肉色鮮やかな見事な焼き上がり。
肉質は柔らかくも程よい弾力を残す歯ごたえで、噛むほどに旨味を感じるヒレステーキでした。

ここで注目したいのは、ステーキソース。
ポン酢ベースっぽいサッパリとしたソースは、ニラ、タマネギ、ニンニク、レモンなどが入っていて、あまり他では味わえないタイプのステーキソース。
お肉にかけるとゴロゴロとしたサイズの薬味がアクセントとなって、一層ステーキを楽しめます。

お店情報

田中家レストラン

千葉市原市五井2006-1
0436-25-3574
11:00~14:30/17:00~22:00
火曜定休

執筆者:Masayuki Wakui

名店巡礼 内房編まとめ

今回の5軒のセレクトいかがだったでしょうか?

前回の秩父編とは一転、電車を乗り継いで広い範囲を巡り歩く、まさに巡礼と言っても良い食べ歩きをお届けできたと感じています。

今回下車した駅は、3軒目の金谷を除けば観光目的ではなかなか立ち寄らない駅ではないでしょうか。目立たない場所でも食に目を向ければキラリと光る名店がある。そんなことをお伝えできればと思います。

今回の巡礼で感じた内房のグルメキーワードは「地元」と「隠れ家」。
地のものを使った海の幸の美味しさはもちろんですが、住宅街の中にひっそりと地元の人が昔から愛している美味しい店がある。

隠れ家レストランを探し出して、ほんのひと時、地元の方と同じ味・空気感を共有させてもらう。実にシブい食べ歩きが内房グルメの魅力です。

さて、次回の名店巡礼は、群馬の「高崎」です。お楽しみに!


書いた人:
タベアルキスト

タベアルキストとは、「食べる幸せ、探す喜び」をモットーにした実名制の食べ歩きマニアのコミュニティ「Tabearukist Association」に所属する、年間300軒以上の外食をしているメンバーのことを「タベアルキスト」と言います。その一食、一食を、お腹も心も満たされる幸せな時間とするため、「一般人による一般人のためのグルメ検証」を旗印に、公正中立な立場から「食べる価値のある逸品」の情報を発信しています。 Webサイト:Tabearukist Association facebook:Tabearukist Association

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