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アンドロイド演劇を完全映画化した『さようなら』11月に公開、人間とアンドロイドは寄り添うことが出来るのかを問う

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 劇作家の平田オリザ×アンドロイド研究者の石黒浩によるアンドロイド演劇を深田晃次が映画化した『さようなら』が、11月21日に公開される。

 放射能に汚染された近未来の日本が舞台となる本作。主人公のターニャと幼いころから彼女を支えてきたアンドロイドのレオナが、国のつけた順位によって国民が海外に退避させられる中、難民であることを理由に避難できず取り残されていく様子が描かれている。レオナ役を演じるのは、石黒氏を中心に開発された本物のアンドロイド“ジェミノイド・F”。劇中では、レオナがターニャに向けて詩を朗読するシーンなどが印象的で、「死」に向かって生きる人間と、「死」を知らないアンドロイドが寄り添う姿は独特の雰囲気だ。

 深田監督は映画化について、きっかけは同名の戯曲を観た際に「死の匂いが充満していたと感じたことだ」と明かした。そしてそこには自身が共感している“メメント・モリ(死を想え)”の思想と通じる部分があったと語る。原作者の平田氏は、日常的な話し言葉を用いて舞台演出する<現代口語演劇理論>の提唱者であり、石黒氏と2007年頃からタッグを組みロボット演劇プロジェクトを始動させた。

 主人公のターニャを演じるアメリカ出身のブライアリー・ロングは戯曲でも同名の役を演じており、7か国語を自由に操る彼女は、映画の劇中で3か国語を使いこなしている。人間にとって、アンドロイドにとっての「生」と「死」を強く問いかける本作は、11月21日より新宿武蔵野館他全国ロードショー。

◎公開情報 『さようなら』
11月21日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
企画・脚本・監督:深田晃次
原作:平田オリザ
アンドロイドアドバイザー:石黒浩
出演:ブライアリー・ロング、新井浩文、ジェミノイドF、村田牧子、村上虹郎、木引優子、ジェローム・キルシャー(特別出演)、イレーヌ・ジャコブ(特別出演)
配給宣伝:ファントム・フィルム
(C)2015「さようなら」製作委員会

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