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ラグビー 逆境も支持を集めるワケ

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イングランドで開催されているラグビーW杯。日本時間の10月3日、日本代表はサモア代表に26対5で勝利した。サモア戦終了後、日本代表の副キャプテンで、この試合6本のゴールを決めた五郎丸歩選手はツイッターに、何やらカップのようなものの写真とともにこんなメッセージを投稿した。

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「試合のMVPカップより嬉しいものをサモアチームに頂た。サモアチームが選ぶMVPです。敗者となった彼らから貰った贈り物は試合のMVPカップより価値があり我々もこんなチームになりたいと思えた」(原文ママ)

五郎丸選手は、サモア代表からこの試合のMVPに選ばれ、その喜びを報告するとともに、サモア代表への敬意を表したのだ。このツイートは、10月5日までに1万2000以上リツイートされており、ツイッターでは、

「ラグビーよくわかんないけど、こういうスポーツマンシップ好き」
「相手へのリスペクトを忘れない、こういうラグビーの世界がやっぱり好きだなあ」
「こーいう賞賛をさらに敬うという精神がなお、素晴らしい」

と、そのスポーツマンシップに対する賛辞が多数寄せられている。

今大会でベスト8を目標に掲げている日本代表だが、10月6日現在、南アフリカ、スコットランドに次いで予選グループBの3位となっている。ベスト8進出にはグループ2位以内に入る必要があり、次のアメリカ戦は決して負けられない戦いとなる。

日本の勝点は現在8(試合に勝てば勝ち点4。「1試合で4トライ以上」「7点差以内で敗れる」場合に、それぞれ勝ち点1をボーナスとして獲得できる)。アメリカ戦に4トライ以上を奪って勝てば「8+5=13」まで勝ち点を伸ばすことができるが、1位の南アフリカは、現在勝ち点11で次にアメリカと対戦。2位のスコットランドは現在勝ち点10で次戦はサモア戦となる。つまり、日本はアメリカに勝つことが必須であるだけでなく、南アフリカとサモアが両方とも次戦に勝利すれば、その時点で日本のベスト8進出は消滅してしまうのだ。

かなり厳しい状況だが、ツイッターでは、

「リーグ最終戦(vsアメリカ)こそは、攻めて攻めて攻めまくって、トライを狙って欲しい。今の日本なら、4トライは必ずできると信じている」

など、前向きに応援する声も多く、また、

「実際ベスト8ではなく1勝が目標だったんだよ数年前まで。過去出場した中で唯一格下と対戦した試合での1勝のみだったそんな日本が2勝してベスト8への可能性を残した状態で最終戦を迎える。これが泣かずにいられようか!」
「日本代表のベスト8進出が厳しくなったとか言われてるけど、今まで出場してきたW杯で1勝しかしてできひんかったチームがすでに2勝してるだけで偉業やわ」

と、2勝したという事実に大きな賛辞を送るネットユーザーも多い。

逆境でも応援するファンが多いのは、五郎丸選手の“MVPカップ”に象徴されるようなスポーツマンシップに、心を打たれた人が多いということかもしれない。ベスト8に進出できなくても、日本ラグビーが、2019年の自国開催に向けて前進していることは間違いないだろう。
(小浦大生)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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