ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

Salyu &小林武史による初のフルオーケストラが実現

DATE:
  • ガジェット通信を≫

 10月4日、現代の日本のクラシック音楽演奏の中心のひとつ、兵庫県立芸術文化センターで初日を迎えた『Salyu with 小林武史 プレミアム・シンフォニック・コンサート』。Salyuの唯一無二の世界観を内包した歌声が、小林のリリシズムあふれるピアノと合わさり、オーケストラの音色と絡まりどのような音楽を創出するのか。音楽ファン待望の公演がついに幕をあけた。

 日本のポップス音楽の第一人者として幅広い音楽活動を展開しSalyuのプロデューサーも手掛ける小林武史が、自身ピアニストとして出演する今回のフルオーケストラとの公演前に、以下のコメントを記している。

 “もともとSalyuの声や歌を称して、「素晴らしい楽器のようだ」と言われることが多かったですが、オーケストラとの相性も含めて、生楽器の音の響きとSalyuの声、そして音楽を、その共振や共鳴を、存分に味わえるコンサートになると思っています。”

 兵庫芸術文化センター管弦楽団に続き、欧州で活躍中の指揮者、?澤寿男が颯爽と登場し、これから始まるコンサートの全容が予感される序曲がオーケストラによって奏でられる。曲が鳴り止み、ステージの左手からSalyuが、その反対からピアノに向かう小林が登場し、ついに始まる初めての音楽体験に少し緊張気味な観客の見守る中、Salyuがマイクを手に取る。

 プログラムの一曲目は「VALON-1」。ストリングスが静かに滑り出し、小林のピアノがその音に重なっていく。Salyuの歌声が加わり、三者一体となった音楽がオーケストラの厚みを増しながら熱量を増していく。彼女の声は管弦楽の響きとの親和性が抜群に良く、それぞれの楽器が気持ちよさそうにそこに寄り添っている。二曲目、小林のアップテンポなピアノとパーカッションの刻むリズムで始まった「新しいYES」は、きらびやかに変化する照明に照らされるホールの中で、トランペットやホルンと張り合うようにSalyuの透き通った歌が歌われる。続く曲、編曲者の素晴らしいオーケストラアレンジにより生まれ変わった曲をSalyuと小林がいつくしむように紡いでゆく。そして一部最後の曲、「アイニユイケル」で観客の興奮は最高潮となった。小林のピアノに支えられるようにして静かに歌いだすSalyu、?澤の指揮のもと少しずつオーケストラが参加していき、響きが重なり大きくなっていく。

 休憩をはさんで第二部が開始。小林がSalyuのために選曲したドビュッシー「月の光」の管弦楽版がしっとりと奏されたのち、Salyuの世界観を照射した作品群が続く。「landmark」でのシリアスなピアノとオケのアレンジ、「風に乗る船」では牧歌的でやさしいアレンジと、編曲チームがSalyuの音楽の特性をとらえ、そこから曲を膨らませていったことがわかる。「Lighthouse」では照明が灯台のようにまるい光で客席をやさしく照らし出し、コンサートの効果を引き立てる。アンコールの最後は「to U」。客席には涙をながす観客も。是非自分の耳で確かめてほしい。

 「Salyu with 小林武史 プレミアム・シンフォニック・コンサート」はこの後、東京と川崎で開催。日本のトップ指揮者&オーケストラが奏でる東京&川崎公演で、この特別な音楽空間がさらどう深化を遂げていくのか。クラシックとポップスをというジャンル越えた全ての音楽ファンにとって、新しい音楽体験となるに違いない。

◎公演詳細
【billboard classics Salyu with 小林武史 PREMIUM SYMPHONIC CONCERT】

公演スケジュール
[東京公演]2015年10月12日(祝・月)Bunkamuraオーチャードホール
[川崎公演]2015年10月24(土)ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:栗田博文(東京公演)、山下一史(川崎公演)
出演: Salyu、小林武史
管弦楽: [西宮公演]兵庫芸術文化センター管弦楽団
     [東京・川崎公演]東京フィルハーモニー交響楽団

チケット料金:¥7,800(税込・全席指定)

◎公演/チケット受付の詳細はこちら http://www.billboard-cc.com/

関連記事リンク(外部サイト)

Salyu&小林武史 初のフルオーケストラコンサート開催決定
小林武史×ハン・ハン、映画『いつか、また』が4月公開決定
My Little Lover 佐藤浩市&本田翼出演『起終点駅 ターミナル』で11年ぶり映画主題歌 小林武史書き下ろし

Billboard JAPANの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP