ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

新しい経験を脳にインプットすることがアルツハイマー予防に

DATE:
  • ガジェット通信を≫

「脳が最も成長するのは20代から40代にかけて。しかし、脳は死ぬまで成長を続けます」

 そう言うのは脳科学の専門家で医学博士の加藤俊徳さん。

「年をとると、確かに脳細胞は減少しますが、これは脳が衰えるということではありません。というのは、年をとっても脳内ではアミノ酸などの物質が増え続けているため、トレーニング次第では、いくつになっても鍛えられるんです」(加藤さん・以下同)

 しかし、スマホやパソコンといったIT化が進む現代社会、便利なものに頼りすぎると、若くても脳がどんどん衰えていくと加藤さんは語る。

「脳にとっていちばんよくないのは、同じことを毎日繰り返す刺激のない『マンネリ化』と、何も考えなくても無意識に動作ができるようになる『脳の自動化』です。この2つは脳を働かせないので、ボケる道へとまっしぐらなんです」

 ただ、やみくもに脳を鍛えればいいというわけではない。

「脳はその場所によって役割が分かれていて、8つにわけられるのですが、ボクはこれを、8つの脳番地に分けています。8つとは、思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系の脳番地です。これらはすべて連動していて、どれかが衰えていけば、ほかの脳番地もつられて衰えていきます」

 つまりは、8つの脳番地をバランスよく鍛える必要があるということ。特に40代以降の人が気をつけたいのは、視覚系脳番地だ。

「現代人は視覚系脳番地の衰えが深刻です。今は重要な情報もスマホに登録すればおしまい。電話も番号を脳にインプットすることなく、ボタンひとつでかけられる。よく見もせずに、何かができてしまうというのは、脳をほとんど使わないため脳をどんどん衰えさせてしまうんです」

 では具体的にどのようにして脳を鍛えていけばいいのか。

「まずは1日1回、“新鮮なこと”を見つけましょう。前から行ってみたかったお店に入ってみるとか、普段はつけないような派手な下着を身につけるなど、何でもかまいません。あとは、雑誌を見て、“今、こんなことが流行しているんだ”“この俳優と女優がつきあっているんだ”といった新しい発見をするだけでもいい。だから、ぼくは流行に敏感なんでよ。雑誌を意識して見て、常に脳を活性化させていますから(笑い)。そのように、常に新しい経験を脳にインプットすると海馬が働き、アルツハイマー病予防にもなるんです」

※女性セブン2015年10月15日号


(NEWSポストセブン)記事関連リンク
1901年生まれランナー 90代で寝たきり経験後、日本記録連発
105歳教育学者のMRI画像を見た医師 「脳年齢は40歳」
脳を鍛えるには「指動かす」「辞書引く」「宝くじを買う」を

NEWSポストセブンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP