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【コラム】クロアチア、パグ島の知られざる秘密の場所を巡って

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地元の人が教えてくれた絶景スポットからの眺め

━旅は、一人の人との出会いで、何十倍も世界が広がることがある━

宝石のように輝く美しいアドリア海沿岸の国、クロアチア。数多くの小さな島が点在しており、 その中でも若者に人気のパーティーアイランド、ズルチェビーチがあるパグ島を訪れた。

ズルチェビーチのほうは、夏になると朝方までネオンの光とクラブミュージックがやりまないミュージックフェスの聖地だが、パグ市内やその周辺は打って変わってのんびりと静かな時間が流れてる。パグ島はもともとチーズの産地。 国際的な賞をとった、驚くほど濃厚でクリーミーな味わいの羊のチーズ「Paski sir(パシュキシール)」などが有名だ。 ただ、市内にはそんな羊の群れは見ることはない。観光案内所で貰った地図にもほぼ市内しか詳しく載っておらず、「楽しめるのは街歩きだけか」と思い、海を見ながらぼーっとしていた。

パグ市内からバイクで郊外へ。どこまでも同じ風景が広がる。たまに見えるのは羊の飼育場。

そんなとき、ある一人の人と出会った。 聞けばパグ市内在住で、昔は仕事で日本に何度も行っていたという。「素っ晴らしいパグの絶景を見せてあげるよ!」と言ってくれたので、バイクで連れていってもらうことに。旅では常に危険が潜んでいるけれど、一歩を踏み出さないと世界が広がらない。自分の直感を信じるのみだ。そして彼が連れていってくれた先には…、 今までのパグ島のイメージが180度変わる景色が目の前に広がっていた。

山の中にひっそりと建っていたフランシスコ会修道院

どこまでもどこまでも続く草原と羊の飼育場、 高台から見下ろすコバルトブルーに輝くアドリア海の絶景、昔ながらの手法で塩を作る広大な塩田、パーティーアイランドであるズルチェビーチとは真逆のこじんまりした秘密のビーチ、イエス・キリストが過ごしたという山の中に潜む白亜の美しい教会…

静かでゆっくりとした時が流れる数人しかいないビーチ

周りには別荘がいくつか建っている。夏場だけ休暇に来るという。

どれもガイドには載っていなかった、古くから存在するパグ島の姿だった。もし、この人に会わなかったら、「パグ島=今旬なパーティーの聖地」という現代的なイメージで終わっていたかもしれない。

広大な塩田。知らなければ通り過ごしてしまいそう

旅はいつだってそう。観光地ばかりに行っていると、本物の姿や空気を感じないで帰ってしまうことがある。でもちょっと勇気を振り絞って一歩を踏み出すと、ひょんな出会いから世界が見違えるように広がったりする。全ては自分の行動力と運次第。だから旅がやめられない。 ありがとう、パグアイランド。 ありがとう、 パグの人々。

文・写真:KANA「HOTな海外オシャレ旅LIFE」「TRAVEL PHOTO集」 (世界を飛び回るトラベルフォトライター。人々の暮らしや世界観を写真と文で表現。多数のメディアで旅の連載を持ち、ガイドブックも手掛ける。)

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*KANA「【クロアチア旅行記2015夏】グルメ・音楽フェス・リゾート・ビーチ・街歩き大満喫1週間!

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