体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

「新しい言語」を身につけるたび、人の心がどんどん理解できる

151003_languages-understanding

複数の言語を扱うことによるメリットが、「I Heart Intelligence」に掲載されているのでご紹介。正直、パッと思いつくことといえば、外国人との円滑なコミュニケーション程度のものですが…、どうやらそれだけではなさそうなのです。
なんでも、バイリンガルには「2つの人格を持っている」という人もいるほど、脳内で急速な“切り替え”が起こっているのだとか!?

幼児から老人まで!
“認知向上”への好影響

shutterstock_217914181

自分の考えを複数の言語で表現できる人がいる。彼らは他国の人とも言語を統一してコミュニケーションが取れるため、異なるものの見方を取り入れられるのだ。なんと、魅力的なことだろう。さらに、愛する人が複数の言語で“愛のことば”をささやいてくれたら…、想像するだけで素晴らしい。

複数の言語を扱う人の脳は、回転が速く、強い。「The New York Times」のレポートによると、生活の中で複数の言語を話すと、脳が強化されることが分かった。この事実は、幼児から老人までのあらゆる年齢層を対象にした複数の研究で明らかとなったらしい。

また、米国科学アカデミーは、一つの言語しか使わない家庭で育てられた7ヵ月の乳児と、二つ以上の家庭の乳児との“認知向上”を研究。その単純かつ効果的なテストプロセスは以下。

・乳児にある音声を聞かせ、その報酬として目の前のスクリーンの片方から人形を見せる
・音声を聞けば、人形が見れることを予想させるため、このアクションを繰り返す
・音声が再生された後、乳児がどれだけ報酬を予想できたかをテストするため、研究者はスクリーンの反対側に人形を置いた
・生まれてから複数の言語に触れた乳児は、切り替わったスクリーンにより素早く適応していることを発見

44人の高齢のバイリンガルに対して実施された、カリフォルニア大学の神経心理学者による別の研究もある。結果は、複数の言語を使用すると、アルツハイマー病や認知症のような疾患の発症を遅らせたことを示唆した。報告では、バイリンガルは平均で4年半、認知症の発症が遅かった模様。

幼い頃から複数の言語を学び、人生を通してそれらを使い続けることは、他の筋肉トレーニングと同じようなもの。多くの訓練をし、使用すれば、より簡単に日常的に使用することができるのだ。

“クリエイティブ能力”をも鍛錬

shutterstock_289584068

これらの研究により、バイリンガルは、より強く、シャープな脳を手に入れる手段であることが明らかになった。しかし、複数の言語を学ぶことが、「クリエイティブ能力」にも好影響を与えることまでは、想像していないはずだ。

「Psychology Today」のレポートは、バイリンガルがより創造的に問題解決策を考え出し、スムーズに返答できることを報告している。また、「Medical Daily」は、バイリンガルであることが問題解決能力と創造性に影響するかについて、120人の9歳児を対象とした研究を実施した。研究者、Fraser Lauchlan博士は言う。

「我々の研究は、言語だけでなく、問題解決と創造力においても明白な利点を持つことを見出した。語彙力がない小さな子どもについてもそうだ。バイリンガルの子どもの説明は、より詳細で表現が豊かだったのだ」

1 2次のページ
TABI LABOの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会