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InterFM897開局記念イベントに小林武史を中心にした豪華メンバーが集結

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10月1日、EX THEATER ROPPONGIにて「InterFM897開局記念~897 Sessions~」が開催された。

このイベントは、周波数を76.1から89.7に変更したInterFMが、10月1日に局名を「InterFM897」に改名した事を祝すもの。「InterFM897」は「The Real Music Station」のコンセプトのもと、音楽を愛するあらゆる人々のための音楽ステーションとして、数多くの音楽イベントを開催していく。その第一弾として、今回の「897Sessions」が開催された。

音楽プロデューサー・小林武史を中心に、唯一無二の声を持つボーカリストと、鍵盤の共演をテーマに行なわれ、出演者としてホリエアツシ(ストレイテナー)、大木伸夫(ACIDMAN)、黒木渚、桐嶋ノドカらが集った。この日のために制作された本邦初公開のコラボソング「70(ナナゼロ)」の披露もあった。

まずステージには黒木渚が登場し、10月7日にリリースされるニューアルバム『自由律』に収録されている「アーモンド」「虎視眈々と淡々と」など5曲を、勇敢さ溢れる歌声で聴かせる。鍵盤とアコースティックギターのみの演奏が、彼女の歌声の力強さをより際立たせる。トップバッターにして、オーディエンスの意識を一同に集めた。次は大木伸夫(ACIDMAN)がギター1本の弾き語りスタイルで登場。「普段は荒々しいんですけども、今日はソフトに(笑)。よろしくです」と挨拶するも、いざ演奏が始まると、感情の高ぶりに合わせ、時折堰を切ったように熱さがほとばしる歌唱を披露。11月18日にリリースされるアコースティックアルバム『Second line & Acoustic collectionII』から、この日の共演者でもあるホリエアツシがレコーディングに参加したという「リピート」など5曲を、愛嬌と激情のパフォーマンスで魅せた。

続いてホリエアツシのステージには、ストレイテナーのギタリスト大山純も姿を現す。「ストレイテナーの半分です」との自己紹介に、聴衆からは微笑みがこぼれる。なごやかなムードのまま「SIX DAY WONDER」「シンクロ」と、懐かしい曲から最新の曲まで惜しみなく披露する。アコースティックギターによるいつもとは違うアレンジで、爽やかに重なる2人のコンビネーション抜群のギターが心地よいひと時だった。

この日の見所だったのが、「70」制作参加アーティストと小林武史によるセッションタイム。まずは桐嶋ノドカが登場し、11月20日にリリースされる小林が楽曲プロデュースをした配信シングル「柔らかな物体」を披露。続く黒木渚は、彼女と小林武史が出会うきっかけになったという「骨」を高らかに歌い上げる。大木は、兼ねてから小林の鍵盤の音色に宇宙を感じていたと言い、自身の楽曲からチリ・アタカマ砂漠に建設されたALMA電波望遠鏡をモチーフに制作した「ALMA」を選択し、その化学反応を楽しんだ。そしてホリエは今年の夏、戦後70年という事実を見つめて制作した「NO ~命の跡に咲いた花~」を、小林の繊細な鍵盤の音色に重ねて丁寧に歌い上げた。

最後に、舞台上に出演者全員が集まり、この日のために制作されたという「70」の披露が行なわれた。小林がこのイベントを機会に戦後70年の今年に世代の違う今回の参加ミュージシャンに呼びかけて作った12分に及ぶ組曲のような壮大なものだった。歌詞をステージ上で映像化しつつ70年をクロニクルのような手法で綴りながら美しいメインテーマを全員で歌い上げていくことで前半の山場が終わり、中盤、一転ホリエがソロパートで激しく歌い上げ、大木の魂に訴えるようなバラードパートに続いていく。小林のメインテーマのソロピアノを挟み黒木のラディカルな言葉とともにアグレッシブに楽曲は進んだ後、桐嶋から始まる混声のパートに突入した。それはまるで群像劇を見るようでもあり、70年の時間をドキュメントしながらカオスへと向かっていった。出口のない混沌の最後に大木が「それでも、、」と歌いあげて短い沈黙が生まれた後、最終章は再びメインテーマを繰り返しながら歌いあげ、そして、命の尊さを悼むような静かなソロパートのリレーで楽曲は終了した。

出演者がステージを去った後、映画のエンドロールのようにスタッフクレジットが流れた後に長い拍手がおこったことは、オーディエンスの1人ひとりが何かを受け取ったであろうことを物語っていた。ぜひ音源化を期待したい。

なお、このライブの模様は、InterFM897にて60分のスペシャルプログラムとして放送予定とのこと。

『897 Sessions Special』
【放送日時】
11月18日(水) 20:00-21:00
【放送局】
InterFM897

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