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新訳「ポップでフリー」昔話が話題

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「こぶとりじいさん」として知られる昔話を小説家・町田 康氏が“現代語訳”したものが河出書房新社のサイトで無料公開され、その面白さがネット上で話題となっている。

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「こぶとりじいさん」は、中世の説話集である『宇治拾遺物語』に収められている話で、原文は当然「これも昔、右の顔に大きなる瘤ある翁ありけり」といった古めかしい文体で書かれている。

“町田訳”は河出書房新社が創業130周年記念企画として刊行している『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(全30巻)の第8巻に収録されているもので、パンクロッカーとしても知られる町田 康氏は独特の表現を多用。たとえば、

「その姿形たるやはっきり言ってムチャクチャであった。まず、皮膚の色がカラフルで、真っ赤な奴がいるかと思ったら、真っ青な奴もおり、どすピンクの奴も全身ゴールドというど派手な奴も」
「ホ、ホ、ホホラノホイ、とかなんとか、ポップでフリーな即興の歌詞を歌いながら、珍妙な踊りを踊った」
「最高。今日、最高。でもオレ的にはちょっと違う感じの踊りも見たいかな」
「ここまで言うんだからマジじゃね? やっぱ、瘤、いこうよ、瘤」
「もしかしてマジで夢? そう思ったお爺さんは右の頬に手を当てた」

など、カジュアルな言葉がテンポよくならんでいる。

ツイッターには、河出書房新社のサイトで無料公開される以前から、

「池澤夏樹=個人編集『日本文学全集』8巻を読んでるんだけど、『宇治拾遺物語』で大爆笑! 町田康さんの訳がおもしろすぎる! まさか、こぶとりじいさんで、お腹を抱えて笑うことになろうとは」

などと絶賛する声が投稿されていたが、今回無料公開されてからは

「フォローしてる方が紹介してたページ見て、鬼がそこら辺のコンビニ前にいそうな若者言葉でわらった」
「活字苦手なわたしでも楽しく読めた」
「これは古文の世界に新境地が拡がったような気がする」

など、さらに多くの感想が投稿されている。

古文が苦手だったという人も、一度読んでみては?
(花賀 太)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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