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ライブやフェスに行くことは、薬と同じくらい効果がある

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ライフスタイルに関連した記事の執筆を数多く手がけるDan Scotti氏。彼が今回書いた記事は、音楽と感情の関係に焦点が当てられています。
決して強く主張しているわけではありませんが、なるほどと思わせるその内容。薬がライブに置き換わる日も、いつかやってくる!?

ライブミュージックと
“録音もの”との影響を比較

私は音楽ストリーミングサイト「Spotify」で、気分が優れない時に聴くプレイリストをまとめています。プレイリスト名だって、そのまま「気分が最悪な時」。エリオット・スミス、ジェイムス・ブレイク、レディオヘッドなど、10代の若者が落ち込んだ時に聴くようなラインナップです。

今いる場所からどこか別の場所へ連れていってくれる。一時的であっても、音楽にはそうした力がある。歌詞や曲の雰囲気など、どこか人間の力を超えた特性があるのです。

Memorial Sloan Kettering Cancer Centerが、ライブミュージックと録音された音楽を比較した研究を行なった結果、前者を聞いた癌患者は、より活力が溢れストレスや緊張が緩和されることが分かったそう。研究者Lucanne Magill Bailey氏は、ライブミュージックの重要な構成要素として「ライブミュージックに内在する人的要素」を強調しています。ライブミュージックは“本物”で、エネルギーを生む。PCの前に座ってロックバンドの音楽を聞いても、踊り出すことはありません。でも、ライブに行けば自然と体が動き出しませんか?

パーキンソン病にも効果が?

Chau Tu氏による同様の仮説が、「The Atlantic」に掲載されています。記事によると、ある研究の結果、音楽を聴いて体を動かすことが、パーキンソン病や神経疾患に効果があることが分かったそう。

パーキンソン病患者の一般的な症状は、運動に抵抗を示すことです。体がこわばったり、震えてしまったり、運動能力のコントロールができなくなる。しかし、彼らが一定のリズムやビートを刻む音楽を聞くと、歩行能力が大きく改善したとのこと。この発見はまだ正式に認められたものではありませんが、音楽のメリットについての前向きな視点を与えてくれるといっていいでしょう。ちなみに、スピード違反で捕まった人は、アップテンポの音楽を聞いていることが多いことからも、この見方は間違っていないと証明できるはず。

音楽と感情との間にある
“密接な関係”

ドレイクの音楽を聞いて、昔の恋人のことを思い出し、もの思いにふけることがあります。それは偶然ではなく、音楽が特定の感情を呼び起こすため。もし、勉強時間にクラシック音楽を聞いていたのであれば、クラシック音楽を聞くと学生時代を思い出すはずです。

ただし、そういった現象はあっても、「音楽が体に及ぼす影響は主観的な応答に基づいており、客観的な測定に欠けている」と説明しているのは、Ketki Karanam氏。彼は、音楽が人間に及ぼす影響の背景を研究する、The Sync Projectの創始者です。

このThe Sync Projectは、どのタイプの音楽がどんな気分に合うかを、それぞれのユーザーの好みに合わせて教えてくれるもの。例えば、あるユーザーがリラックスしている時にビリー・ジョエルの曲を聞くとしましょう。すると、The Sync Projectはユーザーがリラックスしている時間を検出して、彼の曲である『ピアノマン』などを勧めてくれるのです。

周知のことですが、“ある音楽”は“ある感情”と結びついています。音楽がダンスのような、特定の行動を促すこともあります。でも、そうした現象と、音楽が心身の問題を解決できるかどうかは、まったく別でしょう。それでも上で紹介した事例は、音楽が心身の治療の役割を担う可能性を示唆しているのではないでしょうか。

Licensed material used with permission by Elite Daily

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