【Interview】出向制度を有効活用!企業間のレンタル移籍を可能にする人材プラットフォームとは?

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企業にとって、人は宝。優秀な人材の発掘と育成は、より大きな発展へとつながっていく。

最近では会社側も人材登用を最重要課題とし、採用する側とされる側、双方がハッピーになれる制度を模索し始めている。

そこで注目したいのが、9月15日にリリースされた「LoanDEAL(ローンディール)」だ。

古くからある“出向制度”を、人材の育成や企業のイノベーションに活用。古来の制度を応用した新たな取り組みで、新しい人材育成・活用の手法を提示していくものである。

提供元は、7月にスタートしたばかりのローンディール。代表取締役社長の原田 未来(はらだ みらい)氏が、インタビューに応じてくれた。

・“出向制度”をオープンかつ戦略的に活用

Q1:まずは、「LoanDEAL」提供のきっかけと経緯から、お聞かせください。

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私の個人的な経験からです。

私はラクーンというベンチャー企業に、創業間もない時期に入社しました。そこから13年間同じ会社に勤め、その間、いろいろな部署の部門長をやらせてもらったり、上場を成し遂げたりと、貴重な経験をさせてもらいました。

その一方で、30歳前後くらいから、成長の余地が減ってきたと感じるようになりました。「今、勤めている会社に不満はない。でも、外の世界を見たい」そんな思いを抱いていたのですが、それは私だけではないんじゃないかな、と思ったのがきっかけです。

Q2:「LoanDEAL」とは、どんなサービスなのでしょうか。

企業間のレンタル移籍プラットフォームです。従来からある“出向”という制度を活用して、もっとオープンに、かつ戦略的に、企業が人材交流をするためのサービスです。

サイト上に、人材を受け入れてもよいと思っている企業のプロジェクト情報が、掲載されます。プロジェクトを見て、自社の社員を参加させてみたいと思った企業が応募、打ち合わせ・契約を経てレンタル移籍が成立します。

この出会いから契約、実際の移籍期間をサポートするのが、当社のサービスです。

・人材の育成と離職防止に貢献

Q3:本サービスは、人材登用の分野にどのように貢献するのでしょうか。

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人材を貸し出す企業にとっては、イノベーション人材の育成、という点が大きいですね。

同じ環境にいては見えないこと、それは新しいテクノロジーに関する情報かもしれないし、自分たちが気づいていない、自社の強みかもしれません。そういったものに、気付く機会になります。

さらに、離職防止にも効果があるのではないか、と考えています。“隣の芝”を見て帰ってくることによって、今ここにいることの納得感が、高まると思います。

つまり、視野が広く、かつ自社へのコミットメントの高い人材=イノベーションを起こせる人材が育つのではないか、と考えます。

Q4:これから「LoanDEAL」は、どんなサービスに成長していくのでしょうか。未来の展望をお聞かせください。

現在は、大企業からベンチャー企業へ、人の流れを作っています。非常にわかりやすく、両極端な強みを持っているからです。

(今後は)実績やパターンを蓄積しながら、それを少しずつ、横展開していくつもりです。当社の最終的な目的は“人が強くなる社会を作る”ことです。これは、大企業・ベンチャーに限った話ではありません。

かつての私のような人、つまり1つの企業に属してがんばろうと思っている人に、少しでも多くの成長の機会を提供していきたい。そう思っています。

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