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国連の会議で振る舞われた「ゴミ」を使った特別メニューって?

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2015年9月27日、第21回締約国会議(COP21)が行われた国連の昼食会の場で、世界の指導者たちに「ゴミ」が振る舞われたと話題になっている。

“埋め立てサラダ”
“牛のフライ”
いったい、どんな料理?

 Reference : UN Sporkesperson

「ケータリングチームの仕上げにエールを!」のツイートとともに国連スポークスマンがTwitterに投稿した画像。その料理は、典型的なアメリカン・ダイナーをテーマにしたものだった。ただし、使用された材料を除いては。「Washington Post」がメニューの全容を紹介している。食材に注目しながら以下を見て欲しい。

・サラダ
野菜くずや出荷拒否されたリンゴや洋ナシを使った“埋め立てサラダ”
・バーガー
「ジュースに絞られた後の果肉」を「売れ残ったバンズ」に挟んで
・フライ
以前は家畜の肥料として活用されていたでんぷん状のとうもろこし(アメリカ全土約9,000万エーカーで生産されている)から作られた“牛のフライ” 

「埋め立てサラダ」に「牛のフライ」、ブラックユーモアが利いたネーミングに、出席者はさぞかし驚いたことだろう。さらに、食材を洗うのにも、ひよこ豆の水煮缶の液体を再利用したという。明らかにホスト側が食品ロスの農産物をチョイスして、料理を振る舞っていることは、誰の目にも明らかなはず。

米トップシェフが
料理に込めた真意とは?

この昼食会のシェフに任命されたのは、NYを舞台に活躍するレストランオーナー兼シェフの、ダン・バーバー氏と、ホワイトハウスでの副シェフ経験を持つSam Kass氏。「食品廃棄物をあえて料理に取り入れる」という、大胆な提案に踏み切った両氏。その背景には、12月にパリで開催される国連気候変動会議に出席する各国首脳たちに、食料を扱うプロの視点から訴えかけたパフォーマンスだった。

「食材を扱う私たち飲食産業にあっても、思いつきもしないし、効率も悪いこと」と、前置きしたうえで、それでも無駄にされゆく農産物による、炭素排出量を減らす取組みへの重要性を「AFP」に語っている。
一方、捨てられてしまう農産物で、各国首脳の舌を納得させる「美味しさ」へのチャレンジに挑んだバーバー氏。

「美味しいお肉の代わりに、まず牛の餌となるとうもろこしに着目しました。私たちがそうしなければ、ただ捨てられるであろうものに目を向けてもらうためです」

あくまで今回はデモンストレーション。食品廃棄物を使った料理を作っていくことではなく、 食品ロスをいかに抑えていくかに焦点を当てたメニュー制作に意欲的だ。

二人の料理人の果敢なチャレンジが結実する日を心待ちにしているのは、世界の指導者たちばかりでははいだろう。

Reference:Washington Post, AFP
Licensed material used with permission by United Nations

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