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ITベンチャーが「ボーダーレス採用」宣言! 大学1年生から応募可、中途採用と同基準で評価

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経団連加盟企業の選考時期が大きく後ろ倒しになった2016年卒の就職活動。企業によるオワハラなど混乱が広がる中、ITベンチャーのじげん(東京・新宿)が従来の新卒採用の枠組みを取っ払う「採用本質主義宣言」を発表した。

「モラトリアム採用宣言」と「ボーダーレス採用宣言」「カオス採用宣言」の3つの宣言からなるもので、同社は10月からこの宣言に則って採用活動を実施していくという。コンセプトは、従来の「新卒一括採用」の枠組みの見直しだ。
「入社時期の後ろ倒し」で内定後の短期留学も相談可

「モラトリアム採用宣言」は、選考と入社時期を自由化するというもの。同社ではこれまでも通年採用を実施してきたが、大学1年から既卒まで年次を問わず応募を受け付ける。優秀な人材であれば、1年生でも内定を出すという。

さらに「内定後に短期留学したくなった」など、本人のキャリアにとって必要なモラトリアムであれば、入社時期を遅らせることも相談可だ。

「ボーダーレス採用宣言」は、これまで分けて採用していた新卒と中途の枠組みをなくしてしまうというものだ。同社はこれまで、在学中に起業をしたり休学してNPOで働いたりといった経験を持つ学生を積極的に採用してきた。

そうした実質的に「新卒か中途かよくわからない新人」が同社で活躍しているため、在学中の経験を通じて得られた能力も評価の対象とする。

「新卒ですと初任給は通常一律ですが、自分で会社を作ってマーケティングの経験を積んだ学生は、新卒でもすでに高い能力を持っています。新卒の枠組みをなくして、みな中途と同じ基準で評価していきます」(じげん広報)

「カオス採用宣言」ではイノベーションを生み出すべく、国籍や専門性、志向を問わず幅広い人材を採用することを打ち出している。具体的には、多様な人材がパフォーマンスを発揮できるよう「ZIGExN ZOO(じげんズー)」というプロジェクトを昨年12月に発足し、新たな社内制度を設けるとのことだ。
見過ごせない機会損失「もはや、新卒採用自体いらない」

「新卒一括採用」の枠組みを大きく見直すこの取り組み。根底にあるのが「そもそも新卒採用って何?」という疑問だ。

「これだけキャリアが多様化している中で、今までの形式にこだわる必要はあるのか。就活後ろ倒しを受けて採用計画の見直しを検討したところ、もはや新卒採用自体がいらないのではないか、という結論に達しました」(同)

同社では元々「生活機会の最大化」を掲げて、転職や引っ越し、婚活などに関する情報サービスを提供しミスマッチを解消してきた。そのため、就活後ろ倒しに伴う学生と企業双方の「機会損失」が見過ごせなかった、とのことだ。

10月以降に行う企業説明会も「2017年卒向け」に限定することなく、シンプルな「説明会」として実施する。広報担当者は「今回の宣言に共感した、従来の型にはまらない人に応募してもらえれば」と話していた。

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