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スペインで英語は通じる?旅行の前に知りたい慣習・会話術

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Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】」

Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】

TRiPORTライターのさとりんです。
スペインの言語といえばスペイン語もしくはカスティーリャ語です。スペイン語は世界で4番目に多い国で母国語として使われている言語だと言われています。
わたしは、英語圏の国へ旅行に行くのにも不安でいっぱいですが、スペイン語を公用語とする国に行くのなんてさらにドキドキ! スペインでは英語が通じるの? そんなあなたの疑問を解決します。

スペインについて

スペインはヨーロッパの南西部イベリア半島に位置します。
紀元前3世紀頃から約600年間、イベリア半島はローマ人の支配下に置かれました。その後、ゲルマン民族の一派「西ゴート族」によって西ゴート王国ができましたが、特に現在のスペインに大きな影響を与えたのは、西ゴート族を倒したイスラム教徒達の800年に及ぶ支配です。このことにより、キリスト教の文化ととイスラム教の文化が混じったスペイン独特の混合文化が生まれました。
それから主導権を握ったカスティーリャ王国がイスラム教徒の国であるグラナダ王国を滅ぼし、レコンキスタ(再征服)を完遂、スペイン王国が誕生しました。

このように、古くから様々な民族と文化が入り混じってきたため、スペインは地方や町ごとにそれぞれ色濃い個性を持っています。そして、スペインの建築物や芸術にその歴史を刻み、数多くの世界遺産を保持している国として世界第3位にもなっています。

スペインで英語は通じるか

スペインはヨーロッパの中でも英語の普及率が高くない国ですが、最近は若者を中心として英語を話せる人が増えてきました。また、スペイン経済の悪化により、海外へ仕事を探しに行く人が増えたことも、英語の普及率が上がってきている要因の一つです。
とはいっても、まだまだ英語がすんなりと通じる場所は少なく、片言の方が多いので、スペインでは英語はあまり通じないと思って行かれたほうがよさそうです。
Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】」

Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】

■通じる場所
・有名な大都市(マドリッド、バルセロナなど)
・公共施設(観光案内所、警察、駅など。しかし、場所により英語力の差があります。)
・大きなデパート(エル・コルテ・イングレスなど)
・高級レストランや比較的大きめのレストラン・ホテル(目安としては3つ星ホテル以上)例:カールトンホテル
・私立病院
・お土産屋さん
・旅行代理店
・ユースホステル(ゲストハウス)
■通じない場所
・田舎
・バル(酒場、居酒屋、軽食喫茶店のような場所)
・ローカル向けの小売店、雑貨店

標識、メニューなどの表記

標識
英語で書かれた道路標識やメトロの案内はほぼありません。しかし、交通機関で使う単語はだいたい決まっているので、関連する単語を覚えていく、もしくはメモしておきましょう。
また、道路標識に関してはスペインは欧州方式の標識であるため、視認性と識別性と国際性に優れた標識になっているので、わかりやすいです。

メニュー
上記で紹介したように、大都市(マドリッド、バルセロナなど)であれば、英語のメニューがお店にあることが多いです。テーブルになくても、聞くと持ってきてくれることもあるので、お店の人に確認しましょう。

スペイン語と英語

英語とスペイン語は似ているという人と似ていないという人に分かれます。これはかなり個人差があり、当人がスペイン語と英語の共通点、異なる点を比べてなにを重要視するかだと思います。

スペイン語と英語の共通点

■スペイン語と英語の文法の並びがほぼ一緒。

現在完了形(継続・完了・結果)、進行形がある。

■名詞に複数形が存在すること。

スペイン語と英語の異なる点

■英語は主語が必要だが、スペイン語は不要であること。Photo credit: Hishii Sonoe「★IBIZA 楽園旅行★」

Photo credit: Hishii Sonoe「★IBIZA 楽園旅行★

スペイン内の移動手段

■国内線
国内の移動には飛行機も便利です。また、格安航空会社でも多めの本数で運行していて、最近では航空券もかなり安くなっています。
■AVE
鳥の意味を持つAVEはスペインの新幹線です。2008年に全線開通し、マドリッドを中心に、バルセロナ、セビーリャ、コルドバや、リェイダ、サラゴサなど、主要都市を結んでいます
<所要時間>
マドリッド~バルセロナ:約2時間45分

~コルドバ:約1時間45分

~セビーリャ:約2時間30分

~マラガ:約2時間30分

~サラゴサ:約2時間20分

~リェイダ:約2時間10分
■その他の鉄道
長距離特急列車:「アルタリア」「ユーロメッド」「タルゴ」
夜行列車:「エリプソス」「ルシタニア」
■バス
鉄道では行くのが大変な地域もバスは網羅していて、ほぼ全国に行くことができます。
地方に行くのに便利です。
有名な都市や町:ALSA
スペイン南部:Auto-Resh
スペイン北部・西部:Vibasa
バルセロナ北東部:Sarfa
カタルーニャ州内各地:Sagales、Continental-Auto
バスク地方:Ubesa

マドリッド内の移動手段

■メトロ
マドリッドの地下鉄には12の路線と1つの支線もあり、駅数もたくさんあるので、市内の移動にとても便利です。地下鉄は主に6地域に区分され走行しています。
・メトロマドリード(MetroMadrid:ゾーンA)
・メトロスール(MetroSur:ゾーンB1、B2)
・メトロエステ(MetroEste:ゾーンB1)
・メトロノルテ(MetroNorte:ゾーンB1)
・メトロオエステ(MetroOeste:ゾーンB1、B2)
・TFM(ゾーンB1、B2、B3)
■バス
マドリードのバスはEMTという交通公社のバスにより、市内全域に行くことが可能です。地下鉄では行かない場所もバスでは運行しているので、とても便利です。
また、観光客向けの「ABONO TURISTICO」というツーリストパスがあります。このパスはある区間が乗り降り自由になるパスなので、是非とも活用したいパスです。
この主要ターミナルは、マドリッド市内に5カ所あります。
■タクシー
タクシーに乗る時には後部座席の右側に料金表が張ってあるので確認をしましょう。タクシーではあまり英語が通じないことが多いですが、行先の名前だけしっかりと伝えられれば大丈夫です。
<見分け方>
空車のタクシー:車の上のランプが緑。フロントガラスに「LIBRE」と書かれています。
利用中のタクシー:フロントガラスに赤文字で「OCUPADO」と書かれています。
■レンタカー
レンタカーを運転する際には国際免許証とクレジットカードを用意しましょう。右側通行であることと、自転車専用信号に気をつけましょう。

お金と物価

まずお金の持って行き方ですが、スペインでは日本以上にカードをよく利用します。スーパーや入場料、地下鉄でもカードを使用することができます。お手持ちのカードに国際キャッシュカード機能がついていればスペインでも使えます。ユーロを引き出せるATMもたくさんあるので便利です。2枚用意して、1枚はバックに、もう1枚は予備として見えないように首からさげたりしましょう。
現金は余るのももったいないですし、街中に両替ができるところがあるので、日本で両替した100ユーロぐらいと、スペインで両替できるようの日本札の1万円ぐらいをいれておけばいいと思います。

スペインの物価ですが、2000年頃に不動産バブルが崩壊してから、物価は上昇し、日本も円安傾向があるため、大都市のレストランやお店は割高感があります。また、有名な観光スポットの入場料も年々上がってきています。なので少しでも節約したい方は、無料入場日やお得なツーリストチケットを利用するのをおすすめします。
しかし、日本に比べてそれはバスや地下鉄、タクシーなどの交通費と観劇のチケット代が安いです。また、スペインが原産地の生ハムやオリーブオイル、ワインなどの食品もお安く手に入れることができます。
年々物価が上昇しているスペインですが、庶民的なスーパーや洋服屋さんなどは日本と同じくらいか、若干お安く買えたりします。公共機関やお得なパス、無料入場日などを検索したりしてお財布に優しい旅をしましょう。
21015年9月時点の両替レート
1ユーロ=137円(スペインの銀行での両替レート1ユーロ=142円)

知っておきたいスペインの習慣

Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【グラナダ編】」

Photo credit: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【グラナダ編】

食習慣
スペインでは昔ながらの習慣で、食事を5回に分けて摂る文化があります。昼食の時間は14時~15時と遅めで、昼食が一番ボリュームのある食事となり、家族揃って食べます。そのため、日本人の感覚で12時ごろレストランに行っても、まだ空いてないということが多々あるので気をつけましょう。
昼食が遅い時間なので、夕食も21時~22時と遅いです。夜はその分軽く取り、お酒を飲んだりクラブに出かけたりします。
日曜日休み
人気観光地は日曜日もあいていますが、その他のお店やレストランは日曜日に閉まるので気をつけましょう。
お昼寝の習慣
スペインにはお昼寝というシエスタの文化があります。主に昼休憩は13時~16時を指し、ほとんどのお店が14時からあ17時まで閉まっています。学生もサラリーマンもお店で働く人もみんな一旦家に帰ってランチをとってお昼寝をします。
(最近、都会ではシエスタをとらないところが多いようで、デパートなども空いています。)
その他の習慣
・年越しの際に、赤いものを身に着けて12粒のブドウを食べます。ブドウは幸運のシンボルにもなっているため、ちゃんと大晦日の鐘が1回なるごとに1粒食べると、今年はラッキーな1年になると言われています。
・クリスマスになるとイエス・キリストが生まれた馬小屋のミニチュアを飾ります。また、クリスマスシーズンになると、200年も続いている歴史ある世界最高額のの宝くじがあり、スペインに住んでいる5人に4人の人が、この宝くじを購入するというビックイベントとなっています。
・プリメラ・コムニオンの文化
日本でいう七五三のようなお祝いです。
赤ちゃんの頃洗礼を受けた子供が、自分の意志で信者となることを宣言して9~10歳になって聖体を初拝領する、キリスト教の信者にとってはとても大切なイベントです。この日は女の子はウェディングドレスのような白いドレスを着て、男の子もおスーツや海軍の制服のようなものを着ておめかしします。このお祝いは結婚式に次ぐ人生のビッグいべんとになっており、プリメラ・コムニオンにかかる費用は30万円と高額だそうですが、大勢の人が参加します。

会話以外のコミュニケーション手段

英語が通じなくても、身振り手振りをまじえて気持ちを伝えようとすれば、現地の人も理解しようとしてくれるので、十分旅行を楽しむことができます。
不安な方は、日本語で対応してくれる旅行デスクや、あなたがその時いろんな予約の手配をした旅行会社のツアーデスクなどを事前に調べておくと安心かもしれません。また、簡単な旅行に使う会話集や辞書、コミュニケーションツールの1つとしてメモ帳とペンなど持って行くと便利ですよ。
けれど、せっかく旅行に行くのなら、基本的な挨拶(こんにちは、ありがとう、ごめんなさい)と何かを質問する時にすみませんなどの単語と数字は覚えていった方がいいと思います。きっと喜んで頂けますよ! 現地の人と直接話して、彼らのラテン系のノリを楽しんでみてはいかがですか?

おすすめの旅行用会話集

旅の指さし会話帳
タイトル通り、スペイン語で書かれたフレーズを指で指でさして現地の人に見せるだけでコミュニケーションが取れる優れモノです。
薄くて小さく持ち運びに優れている上、会話が状況ごとにカテゴリー分され順序だててまとめられているので、とても使いやすいです。
中がカラフルなのも嬉しい会話帳です。
有料のiPhoneアプリもあります。

いざ、スペインへ

Photo credit: Natsumi Daizen「パーティー島、イビザへ!」

Photo credit: Natsumi Daizen「パーティー島、イビザへ!

■日本からスペインへ行く場合
日本からスペインへの直行便は運行していません。必ずどこかを経由していく必要があります。
一般的にヨーロッパを経由するので、エールフランスやオランダKLM航空、トルコ航空、ブリ
ティッシュ・エアウェイズといったエアラインで乗り継ぎをすることになります。
アジア経由だとエミレーツ航空、中国国際航空、タイ国際航空などがあります。
到着地は、主にマドリッドやバルセロナ、コルドバ、イビサですが、主要な都市にはだいたい空港があります。またスペイン国内には20以上の空港があり、地方都市(ビルバオ、マラガ)にも行くこともできます。
現在は格安航空会社のLCCの格安航空券だったり、他の大手の航空会社も2カ月前などなるべく早い時期から予約した場合、航空券が格安になったりする場合もあり、スペインに行きやすくなっています。他にもよくディスカウントチケットが発行されているブリティッシュエアラインもおすすめです。
逆に、シンガポール航空などは南回りの便のため、かなり時間がかかってしまうので、あまりおすすめしません。
<所要時間>
乗り継ぎを含めて14時間~20時間
飛行機での行き方の例

・フィンランドのヘルシンキ経由
成田・中部・関西
 ↓ 10時間20分
ヘルシンキ
 ↓ 4時間30分
マドリード

・イギリスのロンドン経由
成田
 ↓ 12時間30分
ロンドン
 ↓ 2時間20分
マドリード

・オーストラリアのウィーン経由
成田
 ↓ 11時間45分
ウィーン
 ↓ 2時間15分
バルセロナ

・日本からドイツ・フランクフルト乗り継ぎでイビサ島
成田・羽田・関西・中部
 ↓ 約11時間30分
フランクフルト
 ↓ 約2時間15分
イビサ島

■近隣の国からスペインへ行く場合
飛行機以外にも、電車、バスで行くことができます。

・電車でスペインへ
イタリア、スイス、フランスから直通国際列車が運行しています。
所要時間:約12~14時間
・バスでスペインへ
ヨーロッパ各国から国際バスを使用してスペインに行くことができます。
時間は他の交通手段よりもかかりますが、かなり安い値段で行くことができるので旅行費用をおさえたい方におすすめです。

■おすすめ到着時間
おすすめ到着時間はお昼間です。
スペインで一般的によく使用されるのメトロですが、日が暮れると、強盗やスリも多くなるため、昼のほうが安全です。

おわりに

情熱の国、スペイン。英語が通じる場所は増えつつあるといってもまだまだ少ないですが、勇気をもって話しかければ、あなたの旅行がさらに楽しいものになると思います。
あなたの旅行かばんにパスポートとちょっとの勇気を忘れずに持って行きましょう!
Have a nice trip!

ライター: Satoko Sumitomo
Photo by: aitary「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】

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