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競争嫌いのダメ営業マンを変えた名作マンガとは?

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 大学は理系で研究ばかりしていた。目立つのも苦手だし、コミュニケーションも苦手。そう自覚していたとしても、就職した会社の配属先は営業部だった…というエピソードはよく聞く話。
 『のび太でも売れます。』(酒井晃士/著、水王舎/刊)の著者である酒井氏も、理工系の学部で黙々と研究していたが、入社したNTTドコモでは、法人営業に配属されてしまった悲しきビジネスマンだ。競争なんてしたくない。面倒くさいことは大嫌い。目立たなくていいから、自分のペースでのんびりやりたい。
 酒井氏は、そんな自分を『ドラえもん』のキャラクターである「のび太くん」タイプの人間だという。
 ところが、営業なんて無理と思いながらも始めた営業職だったが、所属支店に与えられた目標額を1人で達成するなど、5期連続で目標達成率300%以上を実現するまでに成長する。とはいえ、のび太くんタイプの酒田氏の性格が変わったわけではない。「のび太くん」でもできるノウハウを活用してきたからだ。
 本書では、マイペースでコミュニケーション下手でも、無理なく成果が出せる方法を紹介している。

 のび太くんなりに、コミュニケーション下手を克服するにはどうしたらいいのか。例えば、恥ずかしくて相手の目が見られないという場合。アイコンタクトはコミュニケーションを円滑にする。しかし、酒井氏はアイコンタクトが苦手だった。では、どうしたのか。もし、相手が男性の場合は、その男性の「ネクタイの結び目」を見るようにする。女性の場合は、「おでこ」のあたりを見るようにする。これだけで、従来のアイコンタクトとそんなに変わらない効果があるという。相手は「見られているのに、圧迫感を感じさせない」と、ソフトな印象を持ってくれるのだ。しかも、自分自身も「アイコンタクトしなきゃ!」という呪縛から解き放たれるため、目を見るのが苦手な人にとっては、相手との対面がラクになるのだ。

 酒井氏が落ち込んでいたとき、たまたま読み返していた『ドラえもん』から営業のヒントを得たという。
 プレッシャーに弱い、競争心があまりない、そんな営業向きではないのび太くんタイプの人が、明日から押しに強い営業マンになろう、話がうまくなろう、というように性格変えようと思っても、簡単なことではないし、空回りに終わってしまうかもしれない。それならば、無理に頑張って競争するではなく、「のび太くん」タイプなりに、ゆるくマイペースでも結果を出せる方法を身につけた方がいい成果が出せるのだろう。
(新刊JP編集部)


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