小倉あんの“小倉”ってなんのこと?

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小豆を使って作られる餡(あん)にはいくつかの種類がありますが、普段よく食べるのはつぶあん、こしあん、小倉あんの3つだと思います。
つぶあんとこしあんは、どちらも名前の通りで、小豆の粒をつぶさないように炊き上げたものがつぶあん、小豆を裏ごしして皮を取り除いて練った滑らかなものがこしあんです。
これに対して、小倉あんはこしあんに“大納言”と呼ばれる大粒の小豆を煮てから蜜に漬けたものを混ぜて作ったもののことです。ちなみに、つぶあんの小豆のつぶをつぶして皮を取り除かないものをつぶしあんといいます。見た目がよく似ているので、このつぶしあんのことを小倉あんと呼ぶことがありますが、本来はまったく別ものです。
さて、つぶあん、こしあん、つぶしあんは、その形状や製造方法が名前の由来になっていますが、小倉あんの“小倉”とはいったいなんのことなのでしょうか。

これは京都の北西部にある小倉山が由来だとされています。小倉あんの味のポイントとなる大納言は、この小倉山周辺で取れる品質のいいものが最適とされていました。小倉山で取れた大納言を使ったあんだから、小倉あんというわけです。
小倉あんが作られるようになったのは西暦820年頃。時代を経て少しずつ普及していき、江戸時代には茶道の菓子として使われるようになりましたが、江戸周辺では大納言は栽培されていなかったため、小倉あんは貴重なものだったそうです。今では手軽に食べられる小倉あん、かつてはとても高級品だったのです。(TEXT:料理サプリ編集部)

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