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計画を立てずに行く旅の良さ − マレーシアで偶然出会ったもの

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Photo credit: Kazunori Inoue「Kuala Lumpurへの旅

こんにちは!  TRiPORTライターのSalt Mintです。私は 2010年に初めての旅を経験しました。 その一年前に、一度団体ツアーでタイへ行ったことはありましたが、そのときは「タイへ行ってきました」という実感がありませんでした。なぜならその3泊4日のツアーでは、一日に4〜5カ所観光し、滞在時間が30分程度のスポットも! 帰国後2日間は疲れ果てていたほど慌ただしかったのです。

無計画のマレーシアの旅

その経験を踏まえ、2010年の旅は計画を立てずに行きました。目的地はマレーシア。出発前の知識は「インド人、マレーシア人、中国人が主に生活している」「首都のクアラルンプールが栄えている」くらいしかありませんでした。

一緒に行ったのは私の女性の親友で、海外旅行経験はゼロ。通常なら、団体旅行に参加しないのならば、しっかりと計画を立てたほうが安全だと思います。 しかし、2人とも「計画を立てなかったらどういう旅ができるのか」を知りたかったのです。

結局、行きたいエリアと最初の日のホテル、航空券だけ予約して出発。 いま改めて振り返ってみると、本当に良い旅ができたと思います。 まず運が良かったのは、出会った人が良い人ばかりだったこと。 マレーシアには3民族がいます。多様な文化が混じり合っているので混乱しているというイメージがあるのか、夜遅くまで外にいないこと、荷物をしっかり管理することなど、アドバイスするような情報が多かったです。

最初のホテルに着いたとき、スーツケースをタクシーの中に忘れました。海外に来た興奮でうっかり2人とも、荷物をおろさずに、そのままホテルに入ってしまったのです。 チェックインの途中で、タクシードライバーのおじさんがスーツケース2台をロビーまで運んできてくれました。到着したばかりでスーツケースをなくしていたら、どれだけ困っていたかを想像しただけでも、本当にゾッとしました。そのドライバーさんのおかげで、マレーシアのイメージはグッと良くなりました。
Photo credit: hk「マレーシア旅行(クアラルンプールとマラッカ)」[/caption]

背中にフックを刺した男性!

次は3日目にマラッカを観光したときの出来事です。そこに到着したのは朝7時。ホテルを予約していなかったので、近くで見つけた安いホステルにチェックイン。荷物を部屋に置いて外に出ると、奇妙な光景を目にしました。

そのホステルの前にインドっぽいお寺があり、着いたときには誰もおらず、ただお寺の前に布を覆ったものが置いてありました。しかし、私たちがホステルから出たときには、どこから来たのかわからない人がいっぱい! 人が集まる中心には、ある男性のグループが…。彼らは全員、上半身は裸で、黄色いズボンを着て、首に小さい花輪をかけていました。そして彼らは、2人の男性の背中に刺さっているフックを引っ張っていました。背中の皮がギュッと伸びるぐらい強く引っ張っているのです! 驚いている私たちに、ホステルの人は「祭りです!」とおしえてくれました。

これはインドの独特なタイプーサム(Thaipusam)という祭り。偶然、私たちがマラッカに着いたときに行われていたのです。「計画を立てなかったので、予測外の面白い出来事に出会えた!」と嬉しく感じた私たちは、周りの人と一緒にお祭りの牛車についていきました。

タイプーサムはインドの祭りですが、タイ、モーリシャス、マレーシアでも行われています。マラッカでやっていたのは阿修羅とデーヴァの戦いを再現するための祭りで、体や特にほっぺと舌にフック、そして串を刺す人もいます。

筆者撮影

演奏をしている人たちだけではなく、マラッカにいるヒンドゥー教徒の人たちも、おしゃれな服とアクセサリーを身につけ、口と背中にフックと串を刺しながら、街中を朝から夕方まで歩き回っていました。顔に汗をいっぱいかきながら、体が震えるほどの痛みに耐え、目を半分閉じて空を仰いで歩くその人たちを見て、ヒンドゥー教徒ではない私たちでも、非常に信教の力を感じました。

その旅をきっかけにして、私は他の国へも一人で行きました。 どこへ行くにも思っていることは「旅も人生の一部で、この先にどういうことがあるのかはわからない。どんなに準備しても予想外ことが起こる。のんびりして落ち着いて、全てを受け入れることがなにより良い!」ということです。

ライター:Salt Mint

Photo by: Peter Gronemann from Switzerland (Thaipusam FestivalUploaded by russavia) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

マレーシアの旅行記はこちら

*Kazunori Inoue「Kuala Lumpurへの旅

*hk「マレーシア旅行(クアラルンプールとマラッカ)

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