【連載コラム】稚菜、SEKAI NO OWARIの「幻の命」をカバー

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人は生まれた瞬間から持っているものがある。
家族や自分の名前、そして自分の居場所。
特に居場所というものは一日一日、一年一年と生きていく中で
自分が生み出したり成長させたりしていくものだと思う。
人と関わることで自分の帰れる場所というものが出来上がる。
それは自分らしく生きていく中で、
そして自分自身が大きくなる為には絶対的に必要なものだと思う。
温かさをくれる、そんな場所が。

稚菜 (okmusic UP's)

人が旅に出られるのは、安心出来る自分の故郷があるから。
頑張れたりするのは、待っていてくれる人がいるから。
そうやって、帰って来られる場所があるから。
だからこそ前に進めるんだ、と。
そんな気がします。
私にはライブハウスで待っていてくれる人がいる。
応援してくれる人がいる。
だから歌う事が出来ているし、歌いたいと思うきっかけになる。
それが最初はここ日本でだけの話だったけれど。
今はカンボジアにも、そんな場所が出来ました。
私を待っていてくれる子供たちがいるんだなって思うと凄く嬉しく思うし、
また必ず帰って来られる為に日本でも頑張ろう!
そう強く強く思う事が出来るのです。
人が人を動かす力って凄いなと思います。
自分を支えてくれている帰れる場所がどんなに小さくても、
自分にとってはとてつもなく大きな存在になるんだなって。
だからこそ、たとえ私が大きくなって大きな場所でライブをする様になっても。
お世話になったライブハウスや人がいる場所には必ず帰って来たい、と。
そんな事を改めて思ったのでした。
どんな人にも帰って来れる場所は必ずある。
でも、もしも「私には僕には、そんな場所が無い。」
そう思っている人には、
「私がいるライブハウスにはいつでも帰って来れる場所があるよ。
私はここであなたの帰りを待っているよ。」
そう伝えたいのです。
私の歌はこれからもずっと、そんな心の居場所でもありたいなって思います。
だから、疲れたらいつでも帰って来て下さい。
私はそんな気持ちで、歌い続けていきます。
さて、今日の一曲はSEKAI NO OWARI。
まだ”世界の終わり”、という表記でやっていた頃の「幻の命」。

彼らが自分たちの手で一から作った、彼らの原点であるライブハウス「club EARTH」
実は私にとっても原点なのです。
初めて自分で外へ出てライブをした大切な大切な場所。
EARTHファンのお客さんもスタッフさんも、いつも温かく迎え入れてくれる。
私にとって、ここは帰って来られる場所であり、待っていてくれる場所なのです。
そんな場所をつくってくれた彼らをインディーズの時からずっと聴いていて、
そんな中の一番大好きな曲。
是非聴いて下さい。
https://youtu.be/AeVfOsHcQEY
それでは。

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