ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

新たなる始まりへ向けた、ROOT FIVEの一つの終わりの物語

DATE:
  • ガジェット通信を≫

ROOT FIVEのメンバーが定期放送中、ニコニコ生放送「ROOT FIVEのタイトル未定!!」。3月25日放送の同番組内で「蛇足のROOT FIVE卒業」が告げられた。その衝撃は大きく、悲しみに暮れるファンたちも多くいた。

「ROOT FIVEからの卒業を発表した当初は、いろんな重い反響はありましたけど。今は、だいぶ落ち着いてますね」(蛇足)

「発表後もいろんなイベントに登場していますが、僕ら自身が、MCで「蛇足さんもお歳を召されたから、そろそろ卒業ということで」というように、彼の卒業発表を重く伝えないようにしてます。もちろん、僕らも含め、みんなの中に「寂しい」気持ちはあるけど、僕ら自身が蛇足さんの発言を「前向きな決断」として受け止めているように、そこはみんなにも伝わっているんじゃないかな??」(けったろ)

今はまだ、いつもと変わらぬ姿勢で活動しているROOT FIVEだが、ROOT FIVEの蛇足としての最後が、10月31日に昭和女子大学 人見記念講堂で行うライブの日と決まった現在、5人としてのROOT FIVEとしての活動に、カウントダウンが始まっていることは事実だ。

先に、未来へ向けた前向きな報告をしておくなら、「5人で始めたROOT FIVE。その意志を受け継ぎながら、これからもROOT FIVEという名前のもと、4人で活動を継続していきます」(ぽこた)と語るように、これからもROOT FIVEは止まることなく歩み続けてゆく。

メンバー自身、未来のROOT FIVEとしての姿を見据えた準備を行いながら。でも現実には、彼ら自身も、今は5人のROOT FIVEとして残された期間を精一杯駆け抜けようという意識になっているようだ。

「すでに、蛇足さんが欠席する形で4人のROOT FIVEとしてイベントに出ることもあれば、11月からは4人のROOT FIVEとして止まることなく動き続けていくように、そのための準備も並行して行っているんですけど。今は、「5人のROOT FIVEを突き詰めよう」ということを何よりも一番に動くべき時期。本当なら今と未来のことを並行して考えなきゃいけないんだけど、これからの4人として進むための意識を今の5人のROOT FIVEへ持ち込むと、どうしても違和感を覚えしまう。今は(精神的に)難しい時期ですね」(ぽこた)

蛇足が卒業を決意し、メンバーやスタッフたちにその意志を告げて以降、メンバー内でROOT FIVEの今後について何度もミーティングを繰り返してきた。その話の中、「この5人でなければROOT FIVEを続けていく意味がないのでは??」「ROOT FIVEと名乗る以上、新たなメンバーを加えるか?!」という意見も出たが、先にも記したように、4人は「まだまだROOT FIVEとしてやりたいことがある限りは、5人のROOT FIVEとしての意志を受け継ぎながら、今の4人で進み続けるべき」という結論を導き出した。同時に、改めて「蛇足という男の存在」の大きさや、彼を失うことの痛手も、メンバーは実感している。

「5人で活動しているときから、蛇足さん自身がグループの中での違和感であり、その違和感をみんなが面白がったり、注目してくれていた。だからこそ僕らも、彼が「絶対に踊らない」と自分の意志を貫くならば、そこを逆手にとったダンスやステージパフォーマンスを4人で作りながらなど、これまでのROOT FIVEは、蛇足さんの持つ異質さを個性に変えてきたわけですよ。その異端な存在を失ったときに、ROOT FIVEのインパクトがどう変わってしまうのか…それを、僕ら4人が11月から出していくわけですけど…」(ぽこた)

「ROOT FIVEは、個性的な5つのカラーが寄り添い成り立ってきたユニット。もし蛇足さんが白だったら、他にどうにでも色は塗り替えられるんだけど、彼は異常に個性の強い紫だけに、抜けたらポッカリ穴が空いてしまうんじゃないか?それくらい特異性を放っていた人なんだな、というのを今、改めて実感しています」(けったろ)

「蛇足さんがいるからこそ成り立っていた楽曲もいろいろあるように、4人でどうにかアレンジすれば…という簡単なことではない歌も多いからね」(koma’n)

メンバーそれぞれに、蛇足という存在が欠けてしまうことに悲しみを覚えているのも事実。中でも、メンバー中、一番付き合いの長いみーちゃんは、複雑な心境のようだ。

「友人として、仕事関係の仲間として、このメンバーの中で、蛇足さんとは一番長い付き合いを持った関係。まぁ、ROOT FIVEを始める頃から「俺は40歳に近づいたら(ROOT FIVEを)辞めるから」と言い続けてきたように、辞める兆候というよりも、最初からその意志を持って彼は活動を続けてきたし、それをずっと公言もしてきたわけなんで、「ついにこの人はいなくなるんだ」という悲しみを含んだ想いもありますけど。でも、蛇足さん自身は今後も音楽活動は継続するように、また何処かで一緒に共演したり制作をすることだってあるかもしれない。コミケに行ったらブースを出展しているかも知れない。でも、今はこの5人でいるのが当たり前のように、4人でいる姿や先に対する不安も僕自身はまだ考えられなくて…。きっと、いなくなってからいろいろ感じるんでしょうね」(みーちゃん)

ここまであれこれ書いてきたが、肝心の蛇足の卒業理由を…依願退職した真意も告げねばなるまい。ここは、蛇足自身の言葉を借りて報告したい。

「時が来た…」(蛇足)

彼の意識に、それ以上も、それ以下の理由もない。ROOT FIVEから羽ばたくその時期を自ら感じ取ったからこそ、蛇足はその決意を下したに過ぎないこと。補足として彼の発言を記すなら、「今後も音楽活動は続けていくように、次のステップに踏み出す時期が訪れた」というのが、蛇足自身が卒業を決意した理由だ。今でも、無邪気に触れ合い続ける5人の関係性を見ていると、余計な詮索は不必要と感じてしまう。

蛇足の卒業を間近に控えた9月30日に、ROOT FIVEはベストアルバム「the BEST of ROOT FIVE」を発売する。タイトルのFIVEは、蛇足のメンバーカラーを表して紫色なに。本作は、3-TYPEで発売。「オリジナル楽曲ベスト」と「ボカロカバー楽曲ベスト」をマストな形に、数多くのMVを収録した「DVD盤」もセットになっているTYPEもある。

「オリジナル楽曲ベスト盤」は、シングル曲や作品の表題歌など「ROOT FIVEの顔」となる楽曲たちを収録。新録として、これまでCD未収録だった「聖闘士星矢 黄金魂」の主題歌「聖闘士神話(ソルジャードリーム)」と、”Love”シリーズの最新作「Love Flower」を収録。「ボカロカバー楽曲ベスト」には、これまでカバーしてきたボカロ曲を集約しつつ、ファンクラブの「カバーして欲しい楽曲」で一番リクエストの多かった「威風堂々」を新録カバーしている。さらに「メモリアル盤」のDVDの中だけに収録している「蛇足卒業パーティ映像~さよなら蛇足さん~ROOT FIVEメンバーpresents 蛇足のマジ卒業パーティ!!」では、主賓の蛇足に向け4人が手作りの料理を用意。負けたらタイキックを食らうという罰ゲーム付きで、誰がどの料理を作ったのかを蛇足が当てるゲームも収録。最後に4人が蛇足へ向けて語りながら送った手紙のシーンなど、見どころ多い内容に仕上がっている。

「Love Flower」は、10月に東名阪、そして台湾を舞台に行われる蛇足参加ラストツアー「ROOT FIVE TOUR 2015″FIVE”~定年退職~」の中でも披露される。むしろ、蛇足が卒業するまでの限られたライブステージの中でしか、「Love Flower」を聞く機会はないように、この貴重なチャンスをしっかり目撃し、共に、涙していただきたい。メンバーは「毎回涙込み上げそうだから、「Love Flower」を1回もまともに歌いきれずに終わってしまうのかな??」(ぽこた)と、早くも涙隠せないライブになりそうな気配を感じていた。ただ一人、蛇足だけは「俺を泣かせる構成や演出をしてくれるんだよね」とスタッフたちに注文していたことも報告しておこう。ツアーのタイトルに記した「定年退職」の言葉は、koma’nが命名。そのセンスもROOTFIVEらしい。

ところで、蛇足の卒業はついて、彼はこう語っている。「時が来た…」(蛇足)。彼の意識に、それ以上も、それ以下の理由もない。ROOT FIVEから羽ばたくその時期をみずから感じ取ったからこそ、蛇足はその決意を下したに過ぎないこと。補足として彼の発言を記すなら、「今後も音楽活動は続けていくように、次のステップに踏み出す時期が訪れた」ということなのだろう。

蛇足の卒業まで、カウントダウン始まった今、ぜひ「5人のROOT FIVE」の姿や記録に触れ、永遠の記憶として心に刻んでいただきたい。もちろん、11月から新体制としてスタートする4人のROOT FIVEの今後も、変わることなく見守り、応援し続けていただければ幸いだ。最後に、ふたたび蛇足の言葉を記そうか。

「今回のツアーで核になるのが、「the BEST of ROOT FIVE」であり、「Love Flower」という楽曲。ぜひ「Love Flower」の歌詞とMVを見ていただき、その中に隠されている想いや想い出、気持ちを探ってください」(蛇足)

TEXT:長澤智典

リリース情報
アルバム「the BEST of ROOT FIVE」
2015年9月30日発売

メモリアル盤(2CD+DVD)AVCD-93251~2/B 10,800円(税込)

豪華盤(CD+DVD)AVCD-93253/B 3,456円(税込)

豪華盤(2CD)AVCD-93254~5 3,024円(税込)

ツアー情報
蛇足卒業ツアー「ROOT FIVE TOUR 2015”FIVE” ~定年退職~」
10月2日(金)umeda AKASO(大阪) OPEN 17:30 / START 18:30
10月9日(金)名古屋ボトムライン(愛知) OPEN 17:30 / START 18:30
10月31日(土)昭和女子大学人見記念講堂(東京) OPEN 16:00 / START 17:00 

関連リンク

ROOT FIVE オフィシャルウェブサイト:http://avexnet.or.jp/rootfive/

カテゴリー : エンタメ タグ :
Musicman-NETの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP