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1%のチャンスを成功に導く『7つのヒント』

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岩佐 大輝/Hiroki Iwasa

1977年、宮城県山元町出身。大学在学中の2002年にITコンサルティングを主業とする株式会社ズノウを設立。東日本大震災後は特定非営利活動法人GRAおよび農業生産法人GRAを設立。先端施設園芸を軸とした東北の再創造をライフワークとする。日本およびインドで5つの法人のトップを務める。

東京でIT系企業を経営していたぼくは、2011年3月11日の震災による津波で、故郷・宮城県山元町の見慣れた景色を失った。しかし99%の絶望が覆う町を、たった1%のチャンスを信じ、山元町が誇る『イチゴ』を武器に復興へと導くことができた。

拙著『99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る』より、そのチャンスを掴む7つのヒントをお伝えしたいと思う。

01.
弱者が勝ち残る秘訣は
「一点突破」

山元町を表す言葉に「宮城の湘南」「東北の軽井沢」がある。地元の人は自慢気に言うが、そう言っている時点で、湘南にも軽井沢にも負けているし、一生抜くことはできない。

弱者が勝ち残るには、本当の強みが何かを探さなければならない。もしなければゼロから独自の強みを創りださなければならないのだ。勝ち残るには、強みを活かして一点突破!それしかない。

ぼくが地元復興の武器に選んだのが、「イチゴ」だったのだ。

02.
7割スタート!
最初から完璧を目指さない

10年以上、経営に携わって気づいた「何かを成功させるための秘訣」は非常にシンプルだ。「さっさとやれ」である。さっさとスタートし、さっさと失敗することを繰り返せば、それだけ成功は近づく。

イチゴをつくるため何本も井戸を掘り、結局いい水は出なかったことがあるが、決して無駄だとは思っていない。「水道水を使った先端園芸や安定した農業が重要だ」ということがわかったからだ。

「やるかやらないか」の時点で、勝負の99%は決まる。ぼくはそう思う。

03.
勝てないゲームなら
「ルール」を変えろ

日本のイチゴ農家のほとんどが小規模の家族経営である理由をご存知だろうか?実は原価の半分が人件費が占めており、年収を上げようと畑を広げても、その分人件費が高騰してしまうため儲からないのだ。
つまり、産業として大きくなりにくい仕組みが、すでに出来上がっているということ。

勝てないゲームを続けていても未来は変わらない。もし勝ちたいのなら、ルールを変えなければならない。ぼくはこのビジネスで勝つために、IT技術を農業と掛けあわせることに成功した。少しずつ、小さな成功体験を積み重ねることで、産業のルールを変えたのだ。

04.
命さえあれば、
取れないリスクはない

ぼくは全く経験のない農業で、2億円を借り入れた。普通に考えれば「リスクが高すぎる!」と思うだろう。でも、リスクとは何なのだろうか?お金を借りるというリスクよりも、何も変わらないことの「リスク」のほうが強い。いつ人生が終わるかわからない中で、動かないことのほうが、よほど大きいリスクだと、ぼくは思う。

震災を経験したことで、ぼくは人生の一回性についてより深く考えるようになった。志半ばで命を絶たれた2万人の犠牲者を思えば、命があればなんとかなると思えたのだ。勝負したくてもできなかった人たちがいる。生きているぼくらは、取れるリスクは全部取ってでも、人生を駆け抜けるべきではないだろうか?

05.
チャンスは
「人」が連れてくる

日本一のイチゴを売り出すためには、日本一の売り場・伊勢丹新宿本店に並べなければならない。ツテはなかったが、ビジネススクールの恩師に相談したところ、三越伊勢丹の方を紹介してもらえた。

イチゴを傷つけずに納品してくれるドライバーを探さなければならないときは、ぼくのパートナーがひとりで市場に出向き、ドライバーひとりひとりに声をかけてくれた。結果、プロのドライバーによる納品の仕組みを確立できたのだ。

とにかく一人でも多くの人に会って、顔を覚えてもらうこと。チャンスは「人」が連れてくるのだから。

06.
自分の周りだけが
「現場」ではないことに気づく

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」という有名なセリフがある。しかし現場論は難しい。農業においては、研究者・生産者・営業・市場・売り場のすべてが「現場」だ。だから自分の周りだけが現場だと思い込んでしまう。

作り手にとっては「自分が作っている場所」が現場であって、「売り場」は現場ではない。職人気質な人ほど「作り手側の現場意識」が染み付いている。しかしそれは、消費者が見えにくくなることでもある。だから、その見えていない部分を見せてあげることが大切なのだ。

07.
同じ波は二度と来ない
と肝に銘じよ

山元町のイチゴ栽培が道半ばのあるとき、インドの農村開発を手がけないかという誘いを受けた。ぼくは直感で「GO」と判断したが、仲間からは大反対された。たしかに足場を固めてから次に進むべきかもしれない。しかしぼくは「やるなら今しかない」と思ったのだ。

サーフィンをやる人ならわかるだろうが「同じ波は二度と来ない」。同じような波が来ているように見えるかもしれないが、実際にサーフィンをやると、同じ波は一生に二度と来ないことがわかるだろう。

「今だ」というときに最高の波に乗れるか乗れないか。ここが勝負の分かれ目なのだ。そもそも可能性がないときに波は来ない。1%のチャンスが見えたら、やってみる。このことを肝に銘じておいてほしい。

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る
コンテンツ提供元:岩佐大輝

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