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カトキハジメデザインのスマホケースはiPhone 6sのために! 【RAILcase/ts[Prod.Ka]】続報です!

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iPhone 6用に試作された「RAILcase/ts[Prod.Ka]」二号機(iPhoneの左側)。モジュールと呼ばれる既存の様々なパーツと組み合わせることができる仕様だ

KDDIのメディアとして「TIME & SPACE」(以下T&S)が立ち上がってから15周年を記念してスタートした、カトキハジメ氏とTIME & SPACEによるオリジナルデザインのスマホケース「RAILcase/ts[Prod.Ka]」制作プロジェクト。前回の記事ではカトキハジメ氏のメカ・デザイナーとしてのこれまでの足跡を紹介してきた。

今回、ついにケースのベースとなるスマホが「iPhone 6s」に決定! カトキ氏へのインタビューと併せて、現在の進捗状況をレポートしていこう。

ケースはミリタリーモチーフに

現在、「RAILcase/ts[Prod.Ka]」はいくつかの試作品が制作されているが、いずれも背面部にあるレール状のデザインなどから、ミリタリーモチーフのようだ。

前回の記事で掲載した「RAILcase/ts[Prod.Ka]」初号機。iPhone 6sよりも大きいサイズのスマホをベースにした試作品のため、全体に厚みのあるデザインになっている

こちらがiPhone 6用に試作された二号機。全体に、初号機よりもより薄くデザインされている。iPhone 6sでもデザインを大きくは変更しない予定だ

――背面のレールは、米軍のレールシステムがモチーフですね。ライフルの銃身部分につけられたレールに、ライトやスコープ、グリップなど、様々なモジュールを足して、カスタムしていくことができるシステムです。サバイバルゲーム経験者なら「ニヤリ」とするところですね。ミリタリーモチーフのデザインは、どういった経緯で発想されたんですか?

カトキ「今回、T&Sさんからケースのデザインを依頼していただきましたけど、ミニマルで完成されているスマホのデザインにケースを足す、っていうのは正直なところ最初は抵抗があったんです。……ホラ、編集長さんもiPhoneにケースつけてないでしょ」

――そ、そうですね……。

カトキ「僕も結局、コンパクトさを損ねないような、透明なポリカーボネイトのケースを使ってるんです。ケータイ電話の時代から比べると、今のスマホのデザインは優れていますよね」

――はい。iPhoneをはじめとして、デザインコンシャスなスマホがすごく増えたと思います。そういえばカトキさんは15年くらい前、ケータイの横に入っている”ドルフィン・ライン”(波のような曲線)が好きではないとおっしゃってました。

カトキ「通信デバイスに求められる役割として、現状のスマホのシンプルなデザインは、僕はすごく好きです」

――「大きな画面と薄さ」がスマホのメリットですからね。全体には極力シンプルにして、かつ、存在感を出すっていうのがデザインの”仕事”になるんでしょうね。

カトキ「ただ、そぎ落としすぎちゃったなぁと感じるのがストラップ。最近ではストラップの穴さえないモデルが増えてますよね」

――確かに見ないですね、ストラップ。

カトキ「首からかけるにせよ、ポケットに入れておくにせよ、必要なときにサッと手にして操作したい。ただのヒモだと思う人もいるかもしれませんが、携帯、携行するアイテムに人類はストラップを付ける習慣があるんです。何故ならあった方が便利だから」

――コンパクトデジカルカメラなんかでも、ちゃんとストラップの穴はついてますしね。サッと取り出してポンと使いたいデバイスに、ストラップ的なものがついているときの安心・安定感って、確かにありますね。

カトキ「ストラップのないカメラとか、ストップウォッチは使いづらいでしょうねぇ。あと、サバゲする人ならわかると思いますが、ストラップ(スリング)のないライフルっていうのも考えられない。財布にウォレットチェーンをつける人も多いのに、なぜかスマホではスルーされることが多い。だから、その辺からの発想でスマホケースで遊んでみようというのが今回のデザインです」

――なるほど。ミリタリーモチーフは、そこからの逆算でもあるんですね。確かに頑丈なストラップがついてます。

カトキ「もちろん、僕がミリタリー系のデザインが好きだからでもありますけどね(笑)。既存のモジュールを組み合わせて遊ぶこともできますし、これなら自分でも使いたいですから」

実際に背面のレールに、サバゲー用に市販されているモジュールを装着して楽しむこともできる。少しゴツめのライトをつければミリタリーテイストMAXに

ベースはiPhone 6sで決定!

――カラバリも含めていくつかの試作品をポリエステルで作っていただいています。

カトキ「普段関わっているプラモデルなどの開発でもそうなんですが、こういったプロダクトデザインの場合、僕の経験上、イメージ画の段階から実際に試作品を作ってしまって、そこから細かい修正を加えていく方が早くて確実です」

――スタッフとのイメージ共有という点でもメリットはありますね。ところで初号機と二号機では、コンセプトは同じようですが、デザインはだいぶ違って見えます。

カトキ「初号機から改良して二号機をデザインしたというわけではなくて、並行していくつかの方向性を考えました。当初はどのスマホになるかも決定していませんでしたからね」

――そして「RAILcase/ts[Prod.Ka]」はiPhone 6s用ということに決まりました。二号機はiPhone 6用にデザインされていますね。

カトキ「スマホのサイズやディテールが違うと、ケースデザインの処理も変わってきます。iPhone 6は薄いので、極力、ごつくしたくない。iPhone 6sでも、基本的にはこのデザインの方向で進める予定です」

――3Dプリンターでの出力は、普段のお仕事で経験はありますか?

カトキ「プラモデルの試作品は3Dプリンターで出力します。ただし、プラモデルの場合は、最終的な製品は金型で成形するので、それぞれのパーツは金型からの”抜き方向”などをあらかじめ考慮する必要があります。今回は3Dプリンターでの出力なので、デザインの自由度が高く、複雑な造形にチャレンジができます」

――今回のコンセプトモデルの製作は、自由度の高い3Dプリンターでの出力がひとつのポイントになってくると思います。そのあとの展開は、まだ決まっていないんです。スイマセン……。

カトキ「製品化できたら面白いですけどね(笑)」

現在、試作の製作は順調に進んでおり、これからいよいよDMM.comによる3Dプリンターでの出力のための準備段階へと進む。完成品となるコンセプトモデルについての詳細も併せて記事化していくので、しばしお待ちいただきたい。

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