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レイヤーさん撮影~レンズ温泉への入り口~

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ふとしたきっかけがあり、一昨年くらいから、コスプレイヤーさんの撮影をやっております。
イベントのカメコではなく、コスプレイヤーさんの依頼を受けての撮影です。

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写真は、これまでも撮り鉄を結構長くしていましたし、野鳥撮影などもしていたのですが、人物メインの撮影は初めて。実際撮ってみると、鉄道や野鳥ととはだいぶ勝手が違います。特に異なるのは、「撮影に会話がある」ことと「距離が近い」ということでしょうか。

作品のイメージに合わせるため、構図、光線、ボケ具合など、確認しながらの撮影です。
フィルム時代からカメラを扱っていたワタシが感じるのは、デジタルの「隔世の感」。撮影した画像をその場で見て、構図や光線を確認して、微調整して再撮影、なんてことが簡単にできてしまうことです。フィルムでの撮影にあった「一発勝負」感はだいぶなくなりました。
フィルムと違って撮影後に媒体をお渡しすれば終了というのも思えばすごい。現像~プリントをして、焼き増しして配布していた時代は遠くなりました。

さて久々にカメラを触り、新たな分野の撮影をしてみると、いけない事が起こります。レンズが足らないのです。あっという間にレンズ温泉めぐりになってしまっておりました。(レンズ温泉とは:レンズ沼というネガティブな表現ではなく、レンズ温泉と呼ぼうというもの。詳しくは過去記事『沼ではなく、温泉と呼ぼう~レンズ、鉄道模型、フィギュア、コスメまで……沼から温泉へ』参照。)
最初の頃はズームレンズでコト足らしていましたが、正直なところコスプレ撮影をナメておりました。何でもそうでしょうが、奥が深い。遠近感、ボケ、多人数などに対応するため、ふと気づけばレンズが防湿箱3箱分にも……。
撮影会を行うと、不足している焦点距離がわかってきます。構図を求められた時に対処出来ない。レンズの不足です。次回この構図を依頼されたらこの焦点距離のレンズが必要…という機会が、ほぼ毎回訪れます。撮影会の旅にレンズ温泉ツアーに行っているようなものです。

また、それまで鉄道とか野鳥とか、比較的遠くから撮影することの多い被写体を撮っていた私には、レイヤーさんの撮影はちょっと異質なものでもありました。簡単に言えば適度なレンズがなかったのです。言い訳っぽいですが、これもまたレンズ温泉に浸かった一因です。またズームレンズで済ませていた距離を、単焦点を使うと全く違う表現が出来、単焦点の表現のほうがレイヤーさんのウケが良いこともあり、温泉めぐりの旅は続きました。
単焦点で撮影する場合は、レイヤーさんとの距離は足で調整することになりコミュニケーションが増えます。これも良い結果につながっているのかもしれません。

オートフォーカスが当たり前の現代ですが、フィルム時代のマニュアルカメラから来たワタシにはマニュアルフォーカスのレンズも使えます。これがまた沼…じゃなくて温泉で、同じ焦点距離・絞りであるのに写りが違うレンズを見つけてしまうのです。ピント合わせにちょっと余計な時間がかかっても、明らかに写りがいいのであれば、マニュアルフォーカスレンズのほうが良いということになります。なので、同じ焦点距離でマニュアルとオートと両方を持っている、というのも普通です。
同人誌で「禁断」とか「抗生物質」とか表現されたレンズも使ってみました。さすがは抗生物質!な写りです。画素数の多いカメラでも十分な性能を出してくれます。
そんな撮影を繰り返して思ったことは、「レンズは撮影に出ると増える」ということでした。当たり前なことですが、それでもズームレンズの画像だけで満足な方は温泉廻りになることはないのだろうな、とも思いました。

そんなワタシの写真を気に入ってくださったレイヤーさんが、ワタシの撮影した写真を使った写真同人誌を作成してくださるそうです。このコラム以外で写真が大勢の人の目にふれる機会はほとんどありませんので、ありがたいことです。

そんなわけでレイヤーさんにお許しをいただきまして写真をば。
モデル:雪印さん

※「レイヤーさん撮影~レンズ温泉への入り口~」はおたくま経済新聞で公開された投稿です

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