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実は奥深い!タイの伝統的な挨拶「ワイ」のやり方

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Photo credit: Natsumi Daizen「ひもじくて、ひもじくて〜バンコクで騙された5日間〜

TRiPORTライターのAnnaです。

タイの伝統的な挨拶に「ワイ」というものがあります。やり方は、胸の高さに手を合わせてお辞儀するというスタイルで、とても丁寧な印象を受ける挨拶です。これは「相手を尊重します」という気持ちを表したもので、日本の合掌とよく似ていますが、ワイは手と手をぴったりとくっつけずに、少しふくらみを持たせ、すぼめた形で手のひらを合わせます。仏教国であるタイらしく、ふくらみを持たせて合わせた手は、仏を象徴する蓮の花のつぼみを表していると言われています。

ワイは、僧侶に対する挨拶、目上の人に対する挨拶、同僚や同世代の仲間にする挨拶と、主に3段階に区別し、作法がやや異なります。合掌の位置が上であるほど相手へ敬意を表すようになっていて、僧侶に対する挨拶は、お辞儀と同時に合掌した手を上にあげ、親指が眉間にくっつくほど近づける形が最高の作法とされています。目上の人に対しては、お辞儀と同時に手の親指を鼻先に近づけるように合掌の手を上に持ち上げます。仲間同士の挨拶は、お辞儀と同時に手の親指が顎先につくぐらい持ち上げるのが礼儀とされています。また、お辞儀の深さも深ければ深いほど丁寧で、相手への敬意を示すものとされています。

ワイに見える社会的背景

ワイはまず目下の人から先に行います。ワイを受けた年長者は答礼といって、胸のあたりで軽く合掌する軽いワイを返すことも礼儀とされています。お店のスタッフなどからワイをうけた場合は基本、ワイを返すことはありません。観光で訪れて、商業施設などでワイを受けた場合は、軽い会釈を返すようにしましょう。

タイでは小さな頃から家庭や学校で、この挨拶の作法を教わり、正しく適切に実践できるように厳格に教え込まれます。合掌の文化が根付いているのは、国民の大多数が仏教徒であることが大きく影響しているようです。また、タイは大変厳しい階級社会の国で、生まれながらに階級が分かれています。タイの人々は自らの階級を自覚し、職業や結婚など、階級に従って生活することが基本的なルール。タイの階級制度がこのような挨拶の作法を生み出し、今でもしっかりと受け継がれている社会的背景となっています。合掌やお辞儀と同時に、タイでは朝昼晩ともに使える「サワッディー」という挨拶も。「サワッディー」の後に女性であれば「カー」、男性であれば「カップ」と続けて挨拶します。こちらも併せて覚えておきましょう。

ライター:Anna Shimizu Photo by: Natsumi Daizen「ひもじくて、ひもじくて〜バンコクで騙された5日間〜

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