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オードリー・ヘップバーンも「あり得ない!」って怒ってそう

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Photo credit: 鈴木美海「【イタリア中南部】両親+私(娘)家族3人イタリア絶景 家族旅行(3日目)

TRiPORTライターのEdicolanteです。 ローマには人気の観光名所、オードリー・ヘップバーン主演の映画『ローマの休日』の撮影もされた、スペイン階段があります。そして、その階段のあるスペイン広場の中心には、1629年ベルニーニ親子作の、船の形をした噴水、「バルカッチャの噴水」が。 今年、その噴水を中心に大きな事件が起きました。イタリア人にとって大きなショックでしたが、きっと聞けば誰もが「あり得ない!」と叫びたくなるはず。

酔っぱらったフーリガンと警察が衝突

今年の2月19日の夜、酔っ払ったオランダのサッカーファンと警察が衝突し、警官10人が怪我をしました。それだけではなく、スペイン広場の「バルカッチャの噴水」にも被害が!  たくさんのビール瓶やゴミが投げ入れられ、多数の傷がつき、一部が破損したそうです。

その日、ローマではサッカー欧州リーグ、ローマ対フェイエノールト戦を控え、多数のオランダ人サポーターがローマに訪れ、朝からアルコールを飲んでいる若者が目立っていました。 前日にも20人拘束されたので、その日もローマ市内で何か騒ぎが起きるだろうと、誰もが予想していましたが、「バルカッチャの噴水」が被害に遭うなんて、あり得ない!  「バルカッチャの噴水」被害の動画はこちら

修復が終わったばかりなのに!

噴水は昨秋、20万ユーロ(約2700万円)をかけて修復したばかりでした。その事件でローマ市長も激怒し、「彼らの前で彼らのパスポートを引き裂いてやりたい!」と発言。フランチェスキーニ文化相も「損害賠償を求める考え」だとTVで話していました。

バルカッチャの噴水を壊した犯人達は、すぐにオランダへ逃げ帰りましたが、オランダ警察にビデオを見せるなどして犯人を特定する協力を要請。 
現在、オランダのサッカーファン44人が損害賠償を求める裁判にかけられています。

「バルカッチャの噴水」とは

Photo credit: Edicolante「名古屋、パリから来た友達とローマ半日観光 修復中に当たりまくりの旅

バルカッチャの噴水は、日本のガイドブックでは「舟の噴水」と訳されていることが多く、17世紀に活躍した彫刻家のピエトロ・ベルニーニとジャン・ロレンツォ・ベルニーニの親子が、ウルバヌス8世の命により作りました。ウルバヌス8世の出身、バルベリーニ家の紋章、三匹の蜂をあしらった装飾です。古代のローマに水を供給していた11本あるローマ水道の1つ、 ウィルゴ水道の水が今でも供給されています。水底がターコイズ色になる素敵な噴水です。

「大事なもの」という気持ちを忘れずに!

Photo credit: Yuki「イタリア・バチカン

「旅行の思い出として文化財に落書きをした」「世界文化遺産の建造物内でオシッコをした」など、そのようなあり得ないニュースを、残念ながら聞くこともあります。 写真を撮るために近づきすぎたり、セルフィー棒で傷つけてしまったり、気を付けなければ思わぬ事故が起こるかもしれません。フラッシュ撮影禁止の施設や教会で、それを破ってしまっている人も多いです!  ルールを守って楽しく旅をしましょう。

ライター:Edicolante Photo by: 鈴木美海「【イタリア中南部】両親+私(娘)家族3人イタリア絶景 家族旅行(3日目)

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