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Twitterにも編集が必要?共感されるツイートを作るまでの過程を晒してみた

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こんにちは、エディターのさえりです。

わたしはTwitterが好きでよく投稿をしているのですが、最近では会社でそれをいじられるようになってきました。
なぜいじられるのか……。最初は不思議に思ったものでしたが、おそらくわたしのツイートの内容が原因なのではないかと今では思うようになりました。

たとえば、

……いじられても仕方ないかもしれません。

会社帰りの電車で「疲れた……糖分補給したい……」と思ったときに、いわゆる「妄想ツイート」をせっせと作っているのですが、わたしが「疲れた……糖分補給したい……」と思っているときには、フォロワーの誰かも「疲れた……糖分補給したい……」と思っているようで、激甘で胃もたれするような妄想に意外と反響があって驚いたのを覚えています。

そんなわけで日々胃もたれ妄想を展開させるのを楽しんでいるのですが、先日突然「さえりさんは、どうやって共感されるツイート(お気に入り登録数が多いツイート)を作っているのか記事にしてほしい」と言われ、困り果ててしまいました。

なぜなら、真剣に説明するようなことじゃないからです。

 

Twitterなんて、共感されてもされなくても、お給料はあがりません。
1万人に読まれても、10万人に読まれても、お給料はあがりません。
そんな遊びに真剣に時間をかけている、その方法を説明するなんて、じつにばからしいと思いませんか。でも、ご要望とあれば仕方ありません。今回は「わたしがあるツイートをするまで」を公開してみようと思います。真剣にくだらないことを語りますので、心の広い方だけでも最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

Twitterは自分の持っているメディアである

以前「「フォロワーが増えない……」Twitterで上手にアカウントを運営する9つの方法」という記事を書いたことがあります。その中で、以下のような説明があります。

少し大げさな言い方をしますが、Twitterは自分が運営している“メディア”だと思ってください。フォロワーは読者です。
あなたは一体どんなメディアを運営したいのでしょうか? 正解はありませんが「自分はこういうメディアをやって、読者に○○を届けたい」と思うことができれば、あなたのTwitterはより読者に好かれるようになるかもしれません。

つまり、妄想であっても日常のネタであっても「読者」がいることを忘れないようにする意識は常に必要ということ。「伝わらない文章」をツイートしても、それらは本当に誰にも届かないものになってしまいます。何か伝えたいことがある場合には、それではもったいないとわたしは考えているのです。
これらの考え方を基盤に、ツイートまでの過程を洗い出してみます。

1. ネタをさがす

今回、ツイートをする過程を晒すことに決めてから、どんなツイートをしようか真剣に考えました。内容は、考えやすいので「妄想」で。でもどんな内容にしたらいいのでしょうか。
この日は「記録的豪雨の日」、そしてツイートを始めた時間は「23時」でした。その条件から「疲れたフォロワーがハッピーになる妄想」を導き出すために、「雨」と「家」を舞台に展開することに決めました。

2. イメージをとにかく膨らませる

ここまで来れば準備はOK。Twitterは140字という制限がありますが、そんな制限には囚われず、まずは思いつく限り好きに書きまくっていきます。原稿を執筆する場合には、アウトラインの構成や文章構成をあらかじめ頭に想定しながらするものですが、Twitterならそんな心配は要りません。

好き勝手に書いていきます。

書ききったら86文字もオーバーとなってしまいました……。でも、素材さえあればあとは編集次第でどうにでもなります。

全文

豪雨の日、あまりに雨が強くてそのうち雷も鳴ってだんだんと怖くなってきたころに「ピンポーン」なんて鳴るので「誰!?」と完全に震えながら恐る恐るでたらびじょぬれの綾野剛で「家、入れて……」ってぴたぴたと髪の毛の先から水を滴らせながら上目遣いで言うので「今タオルもってくる!」って取りに行こうとしたら腕を掴まれて「待って」って言われてグッと引っ張られてぎゅーされて、くすくす笑いながら「やだ、濡れるじゃん離してよ」「やだ」「ちょっと」ってやつやりたくなるね

 

Twitter編集のポイント

ツイート編集の際に絶対に外せない方針

わたしの場合はツイート編集をする際に外せないポイントが5つあることがわかりました。

イメージのディティールにこだわる
削れそうな部分を削っていく
表現をわかりやすく変える
重要な部分は前にもってくる
字数との戦いだけれども、自分が譲れないところは負けない

……Twitterって好きなことを書いて楽しむものでしょ?何言ってるの?と思った方も多いでしょう。わたしもそう思います、安心してくださいね。この人頭おかしいのかな?と思ってるのはあなただけじゃない。続けます。

原稿の編集と違うポイント

わたしは編集者なので普段から文章のチェックをしているのですが、原稿とツイートが明らかに異なるのは以下のポイントです。

文章の正確さよりも、面白いかどうかのほうが重要
読者はフォロワーであるため、フォロワーの属性、アカウントのブランディングの意識が必要
短い文章だからこそ、絶対誤読させない
上から一気に読まれる文章であるため、導入をしっかり作る
締めの文章が印象を決める
できるだけひらがなを多くする
イメージしやすい表現を多く入れ込む

原稿の編集となれば、日本語の正しさが必須になりますが、Twitterはそうではありません。ツイートがおもしろいかおもしろくないか、よく伝わるか伝わらないか。重要なのはそこだけなのです。

ツイートを編集するとはこんな感じ

細かい文章のチェックは詳細を詳しく説明するよりも、15分間で行われていたTwitterの編集をごらんください。結構しつこく編集している様子が伝わるかと思います。

チェック一回目

まずは荒削りから。明らかに要らないところだけを削っていく作業がメインとなります。そのため、一度上からチェックしても、まだ45字もオーバーしています。

最後の部分を「〜〜ってケラケラ笑い合う嵐の夜なら大歓迎」に変更したため、導入を呼応させるため「嵐の夜」に変更するところから2回目のチェックははじまります。

チェック二回目


表現をわかりやすく縮められないかをチェックしながら慎重に字数を削っていきます。

これでツイートしても良いのですが、最後の最後にもう一度チェックをしましょう。

チェック三回目

ツイートは140字以上は1文字たりともオーバーしてはいけません。「って」を「と」に変更するだけでも1字の節約になるわけです。さらに一番最後に、妄想要素を足すために「なのに」という言葉を付け足して完了です。

ツイートが完成!

編集前

豪雨の日、あまりに雨が強くてそのうち雷も鳴ってだんだんと怖くなってきたころに「ピンポーン」なんて鳴るので「誰!?」と完全に震えながら恐る恐るでたらびじょぬれの綾野剛で「家、入れて……」ってぴたぴたと髪の毛の先から水を滴らせながら上目遣いで言うので「今タオルもってくる!」って取りに行こうとしたら腕を掴まれて「待って」って言われてグッと引っ張られてぎゅーされて、くすくす笑いながら「やだ、濡れるじゃん離してよ」「やだ」「ちょっと」ってやつやりたくなるね

 

編集後

嵐の夜にチャイムが鳴り、ドアを開けるとびしょぬれの綾野剛が上目遣いで「家、入れて……」と言いながら髪の毛から水を滴らせていたので、タオルを取りに行こうとしたら「待って」と抱き寄せられ「やだ、濡れる」「濡らしてやる」「ちょっと!」とケラケラ笑いあう…そんな嵐の夜なら大歓迎なのに

ここまでの時間は15分。

再度いいますが、どれだけ字数を削ろうと、どれだけいいツイートをしようとお給料が増えるわけではありません。それでも15分かけて渾身のツイートを考えます。

いざ、ツイート!

これだけ推敲しましたが、ウケが悪かったら本当に恥ずかしいものです。反応はどうでしょう?
ツイート15分後。

無事、40リツイート98ファボをゲットできました〜!

次の日も確認してみました。

94リツイート、256ファボです〜。インプレッションは、2万を超えました(インプレッションの見方は、「「フォロワーが増えない……」Twitterで上手にアカウントを運営する9つの方法」で)。わたしのフォロワーが約7000人なので、このくらいあれば十分ではないでしょうか。

これが何になるわけでもないうえに、何が「このくらいあれば十分」なのかもわかりませんが、お気に入りに追加するということは「なんらかの行動を促す文章であった」ということが言えるのではないでしょうか。多分。

最後に

Twitterはただの発信ツール。でもそのTwitterに投稿するツイートに時間をかけている人がいるのも事実。

今回のツイートも決して「これが完璧」という文章ではないのですが、時にはこんな風に意識的にツイートを投稿してみてもいいかもしれません。 文章の練習のつもりで、真剣に考えながら投稿するのも楽しいですよ!

みなさんもお星様集め(お気に入り登録数を獲得すること)を楽しんでみてくださいね! それでは〜!

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