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エリオット・スミス、初の本格的ドキュメンタリー映像作品が命日の10/21に追悼リリース

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エリオット・スミス、初の本格的ドキュメンタリー映像作品が命日の10/21に追悼リリース

2014年5月にサンフランシスコ国際映画祭で初公開され、商品化が待ち望まれていた伝説のアーティスト、エリオット・スミス(1989.8.6〜2003.1.21)初の本格的ドキュメンタリー作品(ニコラス・ロッシ監督作品)「ヘヴン・アドアーズ・ユー ~ドキュメンタリー・オブ・エリオット・スミス」が、彼の命日10月21日に追悼リリースされる。

内容はエリオットのキャリアの始まりから2003年の死までを辿るもの。エリオット・スミスが暮らした街(ポートランド、NY、LA等)の風景も入れながら、多くの未発表曲音源(アマチュア時代のデモ音源含む)、未発表画像や希少な映像のほか、エリオットの友人他のインタビュー映像を収録。さらにエリオットの妹アシュリー・ウェルチ、彼を支え続けたジョアンナ・ボルム、LA時代の友人でプロデューサーのジョン・ブライオン、ラリー・クレイン、ヒートマイザーのニール・ガスト、『XO』プロデューサーのロブ・シュナッフ他もインタビューに登場。

本作品は、エリオット・スミスのアカデミー賞ノミネートのステージで「ミス・ミザリー」を歌うシーン、そして2003年のエリオットの死が伝えられるシーンから始まる。その後は幼少期を過ごしたテキサス、音楽キャリアをスタートさせ街のヒーローとなっていったポートランド時代へと移る。

ニール・ガストと共に組んだバンド、ヒートマイザー時代は、当時のポートランド音楽シーンの模様が多数の証言や貴重な写真によって生き生きと伝えられる。そして次第に音楽性が合わなくなり、内省的なソロ作品へと向かっていく状況、ソロ作『ローマン・キャンドル』、『イーザー/オア』で見せつける巨大な才能、ラリー・クラインとのスタジオ「ジャックポット」での協調ぶり等は見ごたえ抜群。

さらにニューヨークに移り「ミス・ミザリー」で全米中にその存在を認めさせ、新作『XO』発表とそのワールド・ツアー、同時にドラッグへと依存していく時期。そして落ち着いた環境を取り戻すべくL.A.に移ってから突然の死去まで、三つの都市の風景とエリオットの心象風景が重なるような作りは、現実感ある“ドキュメンタリー”として迫ってくる。

そしてボーナス映像は、本編の内容をさらに突っ込んだ貴重なテーマ別インタビュー集で1時間にも及ぶ。2000年作『フィギュア8』のジャケット撮影秘話が写真家オータム・デ・ワイルドによって語られる「『フィギュア8』の撮影-オータム・デ・ワイルド」に始まり、エリオットがどのように曲を作っていくかが関係者によって語られるファン必見の「作詞作曲のプロセス」、エリオットの作品のクオリティに驚く盟友ジョン・ブライオンの生々しい証言が語られる「ジョン・ブライオンとの出会い」、ビートルズのカヴァー“ビコーズ”が映画『アメリカン・ビューティー』のエンドロールで流され、その記念披露パーティーで抱腹絶倒するエピソードなど、貴重なインタビュー多数。

また英文学教授が、イギリスのロマン主義の詩人ジョン・キーツ、パーシー・ビッシュ・シェリーを引き合いに出して文学的な側面からエリオットの歌詞を分析する「「憂鬱のオード」エリオットの音楽と文学」、名曲「ワルツ♯2」なとでの音楽的アイデアが語られる「ちょっとした遊び」、1994年の地元ポートランドのラジオ曲に出演したヒートマイザーのリラックスした表情が聞き取れる「ヒートマイザーのインタビュー」他、どれもエリオット・スミスの実像が今まで以上に迫ってくる、大変貴重なインタビュー集となっている。

「ヘヴン・アドアーズ・ユー ~ドキュメンタリー・オブ・エリオット・スミス」トレイラー

リリース情報

「ヘヴン・アドアーズ・ユー ~ドキュメンタリー・オブ・エリオット・スミス」
2015年10月21日発売
【DVD】YMBA-10604 4,000円+税
日本語字幕付き
解説:渡辺 亨
詳細:http://www.yamaha-mv.co.jp/cgi-bin/WebObjects/12069acda9f.woa/wa/read/12069b2a95d/?productID=604

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