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ポーランドの「今」を象徴する高速列車ペンドリーノに揺られて

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筆者撮影

こんにちはTRiPORTライターの新田浩之です。 今、私はポーランドにいます。これから、約3ヶ月間に渡って、「鉄道」に焦点を当て、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの魅力を伝えていきたいと思います。第1回目は昨年の12月に誕生した「ポーランドの高速列車について」です。

ポーランドが誇る高速列車

2014年12月、ポーランドの鉄道に大きな変化が起きました。イタリア製の「ペンドリーノ」がついにポーランドに登場したのです。最高時速は250km/h。ただし軌道が整備されていないので、まだ本来の速度は出ていません。気になる所要時間ですが、ワルシャワから古都クラクフまでは、今までのものから1時間短くなった2時間15分。西部の街、ヴロツワフへはワルシャワから3時間40分。約3時間の時間短縮です。

そんなポーランドの「今」を象徴する「ペンドリーノ」に乗車してみました。 2015年9月9日、ワルシャワ中央駅から10時39分発のグディニャ中央行きに乗ります。この列車は「EIP」という新しい種別が与えられ、別料金となっています。前日に購入した場合、ワルシャワからグダンスクまで150ズヴォチ(約5000円)。ポーランドの人にとっては割高な印象を与えているようです。なお、全車座席指定ですのでご注意下さい。

筆者撮影

さて、10時30分にクラクフから来た「ペンドリーノ」が颯爽とワルシャワ中央駅に入線。まだ、登場して1年も経っていないのでピカピカです。ワルシャワ中央駅ではクラクフから来た多くのビジネスマンが降りました。車内に入ると、ショパンの有名な曲が流れており、ポーランドの鉄道旅を盛り上げてくれます。

車内にはビジネスマンから観光客まで多くの客が乗っており、人気の高さを感じました。座った席は偶然、向かい合わせの座席。座席は緑色を基調としており、落ち着いた印象です。座席にはテーブルが付いているので、飲食にも困りません。2等車でも背の高いヨーロッパの人向けに作られているので、日本人にとってはグリーン車仕様です。

筆者撮影

ワルシャワ西駅を出ると速度を増し、グダンスクまで一直線に走ります。本当に滑るような走りで快適です。走行音はほとんど聞こえてきません。また、今回気づいたのは通過する小駅でも駅舎やプラットホームがキレイにリニューアルされていること。経済成長を続けるポーランドの取り残されていた交通インフラ整備への努力がわかる光景でした。

ワルシャワから約1時間のところでお茶のサービスがあります。これは切符に含まれているので追加料金はかかりません。ちょっとした気分転換になります。なお、お茶のサービスはポーランドの他の優等列車でも行われています。 「ペンドリーノ」はマルボルクやチチェフなど、支線が分岐している駅に停車し、13時39分、定刻通りグダンスク中央駅に停車。他の駅ではあまり乗降はありませんでしたが、ここでは多くの乗客が降ります。3時間の疲れを感じさせない快適な旅でした。

筆者撮影

北の街、グダンスク

さて、今回訪れたグダンスクは歴史の舞台に何度も登場した街です。中世はハンザ同盟で栄え、第二次世界大戦の勃発の地でもあります。社会主義政権を終わらせた「連帯」のリーダーワレサ議長(ヴァヴェンサ)は、ここグダンスクの造船所から活動を始めました。 グダンスクには美しい旧市街があります。第二次世界大戦で多くの建物がダメージを受けましたが、ポーランド人の不屈の精神によって復興しました。その中で注目したいのが、聖マリア大聖堂。14世紀~15世紀にかけて作られた世界最大規模のレンガ作りの教会。また、今回は紹介できませんでしたが、「連帯」の活動を紹介した「ヨーロッパ連帯センター」を訪れて下さい。あなたの価値観が揺さぶれるはずです。

文・写真:新田浩之

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