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一度見たら忘れられない!まだまだ謎が多い「ウアカリ」って?

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Photo credit: Evgenia Kononova via Wikimedia Commons [Public domain]

TRiPORTライターのAnnaです。

ウアカリは一言で言えば「猿」ですが、名前を聞いてその姿を思い浮かべられる人は少ないと思います。その生態は調査があまり進んでおらず、わかっていないことが多いのです。絶滅危惧種にも指定されているウアカリは、分類でいえば霊長目オマキザル科になります。

とても特徴的な外見をしていて、まず目を引くのはその真っ赤な顔と禿げた頭。この赤い顔は、顔の皮下脂肪が少ないために血の色がよく見えているからだと言われています。この顔の色はウアカリの感情や健康状態を示しており、怒っているときはさらに真っ赤に、病気のときは青白くなるそうです。表情豊かで、コミュニケーションを取ることが得意、そして顔に感情が表れてしまうところは、とても人間に近いと言えるのかもしれません。

体長は40~50cm、体重は4kg程度と小柄。ウアカリは他の種が食べないものを食べることができ、種子、果実、花のような植物から、トカゲやカエル、鳥の卵まで食べるそうです。顎の力が強いため、固い殻を持つ木の実を食べることもできます。知能が高く、道具を使うことも。多くの種類のものを食べられるので、食べ物で他の動物と争うことも少なく、独自の進化を遂げながら生き残ることができたのだと考えられています。

まだまだ謎が多いウアカリ

ウアカリの生息地は南アメリカのアマゾンです。水辺を好み、アマゾンには水に沈んでしまっている森林、浸漬林がありますが、そういった森の中で元気に生活しているのがウアカリなのです。「死ぬまで木の上で過ごす」と言われており、木から木へと移動しながら生活しています。ほとんどの食べ物は木の上で集めますが、木の上で食べ物が見つかりにくい時期は、木から降りて落ち葉や木の実を探しまわることもあるそうです。

毛が赤色のアカウアカリと、毛が白色のシロウアカリという2種類が存在し、その分布は重なることなくはっきりと分かれています。しかし近年では、その2種の分布の間に、新たに赤色と白色の両方を持つ種が見つかったようです。毛の色が異なるだけで、なぜ分布がはっきりと分かれているのか…? それはまだ謎に包まれています。

アマゾンで命に関わる大きな問題とされているマラリアという感染症。ウアカリも例外でなく、マラリアに感染する危険にさらされています。アマゾンは世界最大の熱帯雨林と言われていますが、森林伐採などによる環境破壊が進み、ウアカリの生息地は減少しています。さらに食用として狩られたり、捕獲されたりしているうちに絶滅危惧種に指定されるという状況にまでなってしまいました。このままだと、ウアカリの顔が怒りでますます赤くなってしまうかもしれません…。

ライター:Anna Shimizu
Photo by: Evgenia Kononova via Wikimedia Commons [Public domain]

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