台湾で味わう昭和ノスタルジー。台北の古民家カフェレストラン「青田七六」

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精神的にも物理的にも、もしかしたらもっとも日本に近い国や地域の1つとも言える台湾。

かつて、台湾が日本の一部だった時代には、後藤新平が近代的な上下水道を完成させ、八田與一(はった よいち)が烏山頭ダム(うさんとうダム)と用水路を建設するなど、目覚ましい発展を後押ししていた経緯があります。

また、現在でも残っている「拓殖大学」は、台湾を開拓するための人材を育成する教育機関として開校された大学で、数多くの日本人エリートが海を渡り当時の台湾の発展に寄与してきました。そのため台湾にはいまでも、かつての日本統治時代の建物が数多く残されています。

最近ではそんな日本統治時代の古い建物をリノベーションし蘇らせた、おしゃれなカフェやレストラン、ホテルなどが台湾で話題を集めています。

2011年にできた台北市内の青田街にあるカフェレストラン、「青田七六」もそのひとつ。ちなみに青田七六というちょっと変わった店名は、「青田街七巷六号」という住所からきています。

元々は台北帝国大学(現台湾大学)に在籍していた日本人の足立仁教授の家屋として1931年に建設され、戦後は同じく台北帝国大学で地質学を研究していた馬廷英教授の住居として使われてきた家屋です。こちら家屋の中庭も当時の姿のまま残されているそうです。

青田七六は2006年に台北市政府により正式に歴史的建造物として登録されています。そのため、中に入る際は床板保護のため必ず靴下を着用することが義務づけられています。

館内は当時のインテリアがそのまま残されており、レトロモダンな雰囲気がとても素敵です。

中庭や書斎などでも食事ができるようになっていますが、おすすめは畳が気持ちいいお座敷。木枠のガラス窓から見える日本庭園も美しく、雰囲気は最高です。

食事メニューは建物の雰囲気にぴったりの和食が中心。単品メニューだけでなく定食もあります。

また、季節によって異なるスウィーツも見逃せません。手の込んだ和菓子は日本式古民家の空間にぴったり!

抹茶ラテと生チョコレート、ロールケーキの洋風スウィーツセットもありました。

青田七六の場所は小籠包の超有名店、鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店から徒歩15分ほど。「東門」駅5番出口を出て永康街へ入り、金華街を左折。

青田街にぶつかったら右折すると着きます。大変人気のあるお店のため、週末に行く場合は予約をした方が良さそうです。

青田七六のある周辺は近年おしゃれなショップが集まるスポットとして注目されている場所でもあります。ショッピングの合間にどこか懐かしさを感じる落ち着いた和の空間でお茶やご飯を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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青田七六
住所 : 106, Taiwan, 台北市大安區青田街七巷六號
営業時間: 11:30 〜21:00
定休日:第一月曜日定休。

日本式定食 : 11:30 〜 14:00 / 17:30 〜 21:00
アフタヌーンティー : 14:30 〜 17:00
予約電話 :(02)2391-6676
WEB : http://qingtian76.tw/jp/about.php

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